第293号　「名前が出て来ない」「忘れっぽくなった」人の脳番地トレーニング

■ 朝の習慣を続ける理由は、〇〇系脳番地活性化の為！？

こんにちは。
脳番地ドクターこと、加藤俊徳です。

暑さが厳しい今年の夏。
東京では連日最高気温30度を超える真夏日。

こう毎日暑いと、冷房の効いた部屋で
過ごしたくもなりますが、私はこの夏も
仕事の前に“朝さんぽ”を続けています！

朝の散歩は昼間に比べ、気温もいくらか
涼しいことと、朝の運動は脳を覚醒させ、
体の血液循環も良くなり、健康メリットが
あるのです。

それともう一つ。
仕事の前に朝散歩をするということは、
早めに起きる必要があります。
私の場合７時には起きる！と起床時間を
決めてます。

実はこれ、記憶力とも関係しているんです。
「朝散歩する」と記憶しているからこそ、
目覚まし時計が鳴って、時計を見て
「起きて散歩に行くぞ！」となるわけです。

最近、記憶力が低下してきたかもしれない？
という方の為に、今回は
「記憶系脳番地トレーニング」のお話をします。

■ あれ、これ、それが増えた！もしかして認知症？

まず簡単なチェックをしてみましょう。

□ あれ、これ、それが増えた
□ 立ち上がって、何しようとしたんだ？となる
□ 人の名前が出て来ない
□ 物をどこにしまったか思い出せない

これらは全て記憶系脳番地と深い関係にあります。
しかしチェックが入ったから言って、即認知症の
診断が下る訳ではありません。

認知症の中でも最も多い、アルツハイマー型認知症では
記憶を司る海馬の神経細胞が徐々に崩壊していきます。
壊れた神経細胞は元に戻すことが
出来ない為、治らない病気と言われています。

今このメルマガを読んでいる方で、記憶力が
低下していると自覚のある方は、認知症以外の
理由の方が高いと考えられます。

では、認知症でなければ一体何なのか？

それは
「脳の機能低下」です。

■ 脳は使わなければ衰える！

冒頭、朝さんぽの話をさせてもらいました。
その理由の一つに、朝起きる時間を決めて
いることを上げました。
実はこれが、記憶系脳番地を使うということ。

記憶には「覚える・思い出す」の２つの機能が
あります。朝７時に起きることを覚えておく、
そして目覚ましが鳴り、散歩に行くんだ！と
思い出し起きる。

朝の起床時間に限らず、その日何をするかを
決めて覚えておくことはとても大事なことです。
定年後、会社に行く必要性がなくなると、
起きる時間はもちろん、何をするかも決めず
ボーっとした一日を過ごす方もいるはず。

これだと、記憶系脳番地にアクセスする
回数が減り、脳の機能低下が起こります。
そして、使わない脳細胞は衰えていきますので
何年も経過してから、認知症になってしまう
ということにもなりかねません。

「記憶」と聞くと、学生時代のように、
暗記をイメージする人も多くいます。
しかし、暗記は記憶方法の一つなだけ。

今日一日のスケジュールを決めて実行する
ことも、記憶系脳番地を使います。
暗記は苦手という方も多くいると思います。
そんな方は、楽しみながら、脳を刺激して
あげる別の方法が脳も喜びます。

旅先を決め、その日一日のスケジュールを
決める。
これも立派な脳番地トレーニングです！

好きな事をしながら、上手に
脳番地トレーニングしていきましょう！

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