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脳から人生を豊かにする「積極睡眠」


■ 睡眠リズムは様々な要因で変化する

こんにちは。
脳番地ドクターこと、加藤俊徳です。

東京では12月に入ってからも温かい日が
続いていましたが、急に気温も下がり
やっと肌で冬を感じるようになりました。

季節が秋から冬に変わり、気温や日照時間の
変化が起こると共に、実は私たちの脳や体、
そして睡眠リズムにも影響を与えているのです。

冬はなかなか起きられない…と言う方は
いませんか?これは、寒くて布団から出られ
ないという理由だけでなく、夏に比べ
冬の方が睡眠時間が長くなるためでもあります。

私たちが生きる為に必要な睡眠は、季節や年齢
そして生活スタイルによっても変化します。
その為、毎日良い睡眠を取る為には、ある方法が
とても大事なのです。

そのある方法とは…『積極睡眠』です。

■ 睡眠リズムは2つの睡眠によってつくられる

夜、寝ている間に私たちの脳の中では、
2種類の睡眠が行われています。

それが「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」です。

眠りの前半はノンレム睡眠が多く、
朝に向かうにつれレム睡眠の割合が増え、
覚醒するのが正しい睡眠リズムです。

ノンレム睡眠は更に深さによって分けられ
N1・N2・N3と数字が大きくなるほど深い
睡眠ステージになります。
中でもN3の睡眠は「徐波睡眠」と呼ばれ、
この深い睡眠が起こることで、大脳まで
しっかり休息させることができます。

また徐波睡眠は、日中に学習した内容を
記憶として脳に定着させる役割もあります。

一般的には、レム睡眠が睡眠全体の25%、
ノンレム睡眠が75%、徐波睡眠はノンレムの内
30%程度取れれば良い睡眠と言われています。

本来はこの理想的な睡眠が取れれば良いのですが
睡眠リズムが狂うと、そうはいきません。

年齢が高くなるにつれ、レム睡眠や徐波睡眠の
割合が少なくなったり、若い年齢であっても、
夜遅くまでスマホの明るい画面を見続け、
入眠困難が起こったり、6時間以下の十分な
睡眠が取れない場合は、睡眠のリズムが
崩れてきます。

■ 積極睡眠で人生が変わる

そこで、私がオススメしたいのは『積極睡眠
という方法です。

「積極睡眠」とは、眠くなったら寝るという
受動的な睡眠ではなく、自分の意志で時間を選び
大脳の力で行う“積極的な睡眠”のことです。
寝ようと思って寝る、起きようと思って起きる
といった、自分の意志でコントロールする
睡眠のことです。

例えば、仕事を中心に時間管理をしていると、
残業によって、寝る時間が遅くなり、その為
睡眠時間が削られる悪循環がしばしば起こります。
夜十分寝てない為に、翌日仕事のパフォーマンスが
上がらず、処理に時間がかかりまた残業となる…。

こういった悪循環をリセットする為に、
自分の意志で積極睡眠を取り入れ、起床、就寝の
時間を決め、毎日の生活をコントロールすることで
夜の睡眠を整えていくのです。

また、歳を取り筋力の衰えからあまり動かない
生活を続けていると、夜の眠りも浅くなり、
睡眠リズムも乱れがちになります。
起床、就寝の時間を守ることに加え、日中に
しっかり体を動かす時間も確保していくことで
より睡眠の質を上げていくことができます。

積極睡眠は、睡眠に良い影響を与えるだけでなく、
思考系脳番地のトレーニングにもなります。
良い睡眠が取れる上、思考系が鍛えられると、
仕事の判断力が上がったり、学力が上がったり、
ムダな買い物が減ったり、ダイエットに成功したりと、
自分が望んだことを実現させられる脳となって
いきます。

脳内の睡眠リズムを正すことは、生きる上で
とても大事なこと。
積極睡眠で良い睡眠と脳力アップを手に入れ、
今よりももっと豊かな人生に変えていきましょう!

 
 

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