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一流脳~やり抜く人の時間術~


■ 一流脳を作り上げた、オリンピック選手たち

こんにちは。
脳番地ドクターこと、加藤俊徳です。

現在パリで開催されているオリンピック。
出場の切符を手に入れたアスリートたちが
本気の戦いを繰り広げています。

今回のオリンピックでも、歴史に残る
数々の感動が生まれています。

日本人選手では、柔道阿部一二三選手、
永瀬貴規選手が東京オリンピックに続く
2大会連続の金と見事な戦いを見せてくれ、
体操では岡慎之介選手が団体・個人と
合計4つのメダルを獲得し、ロンドンオリンピック
から続く日本人金メダルのバトンをしっかりと
繋ぎ結果を残しました。

全ての選手たちはこの日の為に、人生をかけ、
自分自身を磨き上げ試合に臨んでいます。
オリンピックに出場し、更に好成績を残す
選手はみな、身体のみならず、脳も一流に
磨き上げているのです。

体を動かす指令を出すのは脳。そして、
強靭なメンタルも脳と関係しています。

■ 一流脳は鍛えた結果

スポーツでも、アートでも、ビジネスでも、
一流と呼ばれる人たちの脳は特別と言って
良いほど特徴的な成長をしています。

これまで、オリンピック選手や音楽家、画家
プロ棋士、俳優、お笑い芸人、アナウンサー、
企業経営者など、様々な分野で一流と呼ばれる
方の脳画像診断を私はしてきました。

この、一流脳を持つ人たちはみな、その道を
極める為に必要な脳の神経ネットワーク
発達させ、唯一無二の脳を作り上げてきたの
です。

私たち人間の脳は、8つの脳番地に分かれ、
生まれた時は皆未熟な状態で、大人になるに
つれ、様々な成長を遂げていきます。

今、一流と言われる人の脳も、生まれながらに
して一流だったのではなく、脳の使い方、
経験によって、一流脳と呼ばれる脳に
自分を作り上げてきたのです。

■ メンタルを左右する、思考系脳番地

プレッシャーがかかり、緊張するような
大事な局面でも、オリンピック選手の
ようなアスリートや企業経営者は、
冷静さを保つ、メンタルを持っています。

実はメンタルを左右するのも脳です。
よく、メンタルは心の問題と思われがち
ですが、脳の中でも思考系脳番地の枝ぶりと
深く関係しています。

前頭葉の先端部分にある思考系脳番地が
発達していると、物事をポジティブに捉え、
且つ素早い判断が行えます。

思考系脳番地は、感情や自己肯定感にも
影響を与えるので、きちんと脳が機能する
ことで、正しい取捨選択ができ、自分が
望む未来を手繰り寄せる力を発揮します。

一方、思考系脳番地が未熟だと、愚痴を
こぼしたり、鬱っぽくなったり、物事を
悲観的に捉える傾向が強くなります。

こういった場合、思考系脳番地を鍛える
為には、悲観的に感じた事をもう一度
振返り正しく認知することが必要です。

例えば、上司に明日までにやってくれと
仕事を頼まれ、嫌な気持ちになったと
いったケースの場合、何が嫌だったのかを
書き出してみましょう。

「明日」という締切りが他の仕事との
兼ね合いで難しいから嫌と感じたなら、
もう一日待ってもらえないか、上司に
相談することができます。

このように、嫌の原因を書き出し、
理由を明確にすることは、正しい認知を
行うことに繋がります。見える化させ、
整理し、解決策を考えるこのプロセスは、
思考系脳番地を育てます。


今一流脳を持つ人達も、元々は未熟な脳
からスタートしています。
日々のちょっとした頭の使い方を変える
ことを心掛けていきましょう。

1日は24時間。
私たちに平等に与えられた時間をどう
過ごすかが、自分の未来の脳の姿に
繋がっていきます。

 

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