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第289号 自己肯定感を作る!「ダメ」で終わらない次の一歩!
■ 私の脳も活性化体験!
こんにちは。
脳番地ドクターこと、加藤俊徳です。
先月海外で開催された第9回ADHD世界会議に
3年ぶりに参加してきました。
訪れた場所はオランダ、アムステルダム。
ここは私が28歳で初めて国際学会に参加を
した思い出の地でもあり、久々の訪問に
胸がと言うより私の“脳”が高ぶり、
当時の思い出がよみがえってきました。
当時は脳研究を始めて間もなかった
こともあり「手探り状態で、方向性が
不安定なまま研究を続けて大丈夫だろうか?」
という時期でした。
ところが、国際学会に参加し様々な研究
発表を聞いている間に、
「1%、いや、もしかしたら5%ぐらいは
自分の研究でも分かることがある。」
と気づき、「このまま脳研究を積み重ね
たらもっと先にいって、いずれ100%に
近づける」という実感が生まれてきました。
自身の研究の未来像を1%でも
肯定できた瞬間でもありました。
「すごい自己肯定感」の本でも触れて
ますが、日本は自己肯定感を高めにくい
環境にあると思います。
今回はそんな環境に左右されずに
「自己肯定感」をどう作っていくか?を
お話しします。
■ 「自分はダメだ」で終わっていないか?
自己肯定感の言葉を調べてみると
---------------------------------------
・自分を積極的に評価できる感情
・自らの価値や存在意義を肯定できる感情
・自己否定と対をなす感情
---------------------------------------
などが出てきます。
クリニックにも自己肯定感が低いことで、
悩んで相談に来られる方は多くいます。
その多くが、
「自分はできていない、だからダメだ」
「他人からダメだと言われ自信がない」
ほぼこの2つのパターンです。
どちらのケースも問題は「ダメ」で終わって
しまい、その先の一歩を踏み出すことが
上手くいっていないだけなんです。
■ 奇跡のようで、奇跡でない、本当の話
クリニックには学校の成績に困った受験生も
多く訪れます。そんな受験生が脳の活かし方
を学び、テストの点数が取れるようになって
くると、自己肯定感が上がっていきます。
それは一体どうしてでしょうか?
点数がアップし、嬉しいから自己肯定感が
上がる。その考えもあります。
しかし、もっと重要なことがあります。
「点数が取れないのはなぜか?」
この根本原因がつかめると、解決策を立てる
という次のステップに進めます。
先ほど自己肯定感が低く悩んでいる方は
「ダメ」で終わっていると言いましたが、
「ダメ」と結論づける前に「何が問題なのか?」
と原因を見つける必要があるのです。
原因の特定は、自己感情をむやみに
不安にさせなくなる効果があります。
=============
問題点を見つける
↓
対策を立てる
↓
実行する
↓
確認する
==============
問題を見つけるということは、今の自分の
状況を正しく知るということです。
だからこそ、対策が立ち、実行し変化が
生まれ徐々にできるようになるという結果が
出てきます。
私はこのように「できない」から「できる」
になるプロセスで得た過程こそ、自己肯定感が
強固なると考えています。
劣勢な自分の状況を正しく把握し、どうすれば
前向きに考え、優勢に立てるのか、明確な目的
目標に向かって進む過程づくりが必要なのです。
そして、この繰り返しが、脳に強固な回路を
作っていくのです。
脳はいくつになっても成長します。
自分はダメで終わらせず、その次の一歩を
踏み出しましょう!
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