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第270号 子どもの脳がみるみる育つ新習慣


■ うちの子 発達障害かも?と心配する親御さんへ

「うちの子は、発達障害ではないか?」と
心配される親御さんが、近年ますます増えて
いるように感じます。

我が子に
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・すぐキレる
・成績不振
・忘れっぽい
・ゲームがやめられない
・自信がない
・将来の夢がない
・人付き合いが苦手
・生きずらさを感じる
・病院でグレーゾーンと言われた
・学校の先生に発達障害を疑われた … など
--------------------------------------
こんな症状があると、お母さん、お父さんが
心配になるのも当たり前です。

私は脳内科医として「」の特徴を踏まえて
言わせていただくと、

子どもの発達障害とは、
現時点で脳が未発達な為に苦手で出来ない
ことがあったり、生きずらさを感じ、
本人や周囲が困っている状態」のことと言えます。

そもそも、全ての子どもの脳は発展途上で、
脳のには未熟な部分がたくさんあります。

今は未熟な脳でも、これからみるみる伸びる
可能性を秘めている。それが、子どもの脳です!

■ すべての子どもの脳は未熟なもの

私が脳内科医として、これまで意欲的に行って
きたのが、MRI装置を使った「加藤式脳画像診断
です。

胎児から100歳を超える1万人以上の方の
脳の画像を分析し、脳の成長や老化を研究して
きました。

また同時に、脳を効果的に発達させる方法に
ついても研究、臨床現場で実践し、その結果から
言えることは、
脳の発達の速さやプロセスは人それぞれで
あるものの、脳は何歳になっても成長し続ける
とういことです。

先程も申し上げましたが、子どもの脳は
発展途上で、脳のには未熟な部分がたくさん
あります。脳の成長とは、言い換えれば、
未熟な脳番地があるからこそ、成長があると
いうことです。

子どもの苦手行動を「発達障害」「治らない」
などすぐに決めつけず「脳は何歳になっても
成長する」と心得て、我が子だけの、
唯一無二の脳に寄り添い向き合うことです。
他の子と我が子を比べ、出来ないこと見つけ出す
必要はありません。

なぜなら、脳の成長速度やプロセスは一人一人
違っているからです。

■ 実はこれ、〇〇〇が未熟で起こること!?

例えば、お子さんのこんな症状。
「思い通りにならないと、癇癪を起す」
「何度注意しても効き目がない」

実はこの問題には、共通した脳の未熟が関係
しています。何だかわかりますか?

それは『聞く力』の問題です。

子どもの癇癪はたいてい「ゆっくり話して」の
サインです。状況を上手く理解できないと、
イライラが爆発します。

特に聴覚系脳番地が弱いお子さんは、人から
言われたことをスムーズに理解できず癇癪を
起こします。

また、親御さんが何度も同じことを注意しても
ちっとも効き目がない。これも同様に
聴覚系脳番地が未熟だと起こります。
そもそも聞こえていない場合もあれば、
注意されることは、子どもにとって、興味の
ないこと。脳が未熟な子どもは聞きたくない
ことに注意を向け記憶することが難しいため
何度言っても同じことを繰返す結果となるのです。

癇癪を起した場合は、子どもに寄り添い
ゆっくりと静かな声でコミュニケーションを
取るのがよいでしょう。

また、聞く力が弱いお子さんへの注意は、
言って聞かせるだけでなく、紙に書いて貼る
などの工夫も必要です。

脳を知り、お子さんの未熟な脳が発達するよう
サポートすることで、これからグングン脳が
育っていきますよ。

 
 

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  子どもの脳がみるみる育つ新習慣』
 (KADOKAWA)
  「うちの子、発達障害かも?」と心配する前に
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