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1万人の脳を見た名医がつきとめた「機嫌の強化書」
■ あなたの脳はいつもご機嫌?不機嫌?
こんにちは。
脳番地ドクターこと、加藤俊徳です。
今回は“機嫌”のお話しです。
あなたはいつも、機嫌が良い日を過ごしていますか?
それとも不機嫌になることが多いですか?
驚くことに、私たちの日々の機嫌は、脳細胞の
働きをよく反映しています!
不機嫌な人は脳を2割程度しか使えていないのに
対し、上機嫌な人は脳のパワーを120%発揮している
と言って良いほど、イキイキと脳が活性化しています。
センチネリアンと呼ばれる100歳以上の元気な長寿は
毎日笑顔で楽しく上機嫌に過ごしています。
実は今、長寿と性格や日常生活の過ごし方など、
これまで分からなかったことが科学的に解明され
始めています。
今年7月に行われた、AAICアルツハイマー協会
国際会議でも新たな発表がありました。
楽天的な人は脳に老廃物が溜まりにくく、
逆にしぶといネガティブ思考、無表情は
アルツハイマー型認知症の発症に繋がりやすい
との報告です。
これはまさに、機嫌の良し悪しとも一致してくる
報告です。
いかに毎日を上機嫌に過ごすかが、脳の働きには
大変重要であるということを示しています。
■ 機嫌のベースを上げ、最高の一日を過ごす
いいことがあれば上機嫌になり、嫌なことが
あれば不機嫌になる。
これは多くの人に共通しています。
しかし、同じ物事が起こっても、ある人は
不快と捉え不機嫌になり、ある人はなんてことは
ないとはねのけて、不機嫌になることはありません。
この違いは一体何なんでしょうか?
冒頭でもお話しした、センチネリアンたちは
常に毎日を楽しく生きています。
こういった方々は、良い生活習慣を持っており、
その甲斐あって「日常の機嫌のベースが高い」と
言ってよいでしょう。
良い生活習慣とは、人間の生体がうまく働く
サイクルになっていて、サーカディアンリズムが
整えられている状態のことです。
適度な運動をし、特に朝日を浴びて歩く。
そして夜は、十分な睡眠時間、質を保ち
しっかりと寝ることなどです。
この、脳と体が喜ぶ生活習慣は日中の覚醒を上げ、
機嫌のベースを作り、ちょっとしたことでは
不機嫌にならず、上機嫌を保ちます。
日常の機嫌のベースを上げることで、物事の
受け皿が柔軟になり、日々を新鮮に感じることに
繋がり、楽しい状態を自ら作れるようにもなって
いきます。
■ 最高の機嫌脳を作る 脳番地トレーニング
機嫌のベースを上げることにも関係する、
運動系脳番地は特にしっかり鍛えておきたい
脳番地の一つです。
私たちの機嫌は、気を付けておかないと、
様々なことに影響を受け、不機嫌に傾きます。
例えば、5年前のコロナ渦には、外出制限が
出され、自宅にとどまる日々が続きました。
「外に出たいけど出られない」といった
行動制限は運動系脳番地の活動を低下させ、
フラストレーションが溜まり、鬱々したり、
イライラしたりと自分の機嫌が不機嫌に
なった方も多かったはずです。
特に運動系脳番地の低下で気を付けたいのは、
行動制限されることで脳だけでなく、筋力も
低下すること。すると、今度は体を動かす
ことが億劫になり、ますます運動系脳番地が
使われず、なんとなくパワーが出ず、家に
引きこもりがちになる傾向が強まります。
このような悪循環を断ち切るには、まず計画を
たてること。運動系脳番地が弱っていると、
やりたいこと、やるべきことがダラダラと
先延ばしになる傾向があります。
その為、何をいつやるのか計画を決めることで、
思考系脳番地から運動系脳番地へ動くよう
命令を出し運動系脳番地を働かせやくなります。
運動系脳番地の機能が上がれば、物事の
最初の一歩が踏み出しやすくなり「めんどくさい」
と思うことが減ってきます。
こうやって、徐々に行動することが増えてくれば、
脳も体も動きやすくなり、次第に自分の
“やりたい”に従い、行動することが増え、
自分の欲を満たすこととなり、上機嫌をつくる
サイクルができます。
毎日の機嫌は人生をつくると言っても過言では
ありません。今日から上機嫌になる習慣を
取り入れていきましょう!
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