脳グッズ・
書籍・講演
- HOME
- 脳グッズ・書籍・講演
- 脳スクールタイムズ一覧
- 衰えた脳を呼び覚ます「すごい記憶力の鍛え方」衰えた脳を呼び覚ます「すごい記憶力の鍛え...
脳グッズ・書籍・講演
衰えた脳を呼び覚ます「すごい記憶力の鍛え方」
■ 記憶力の低下はなぜ起こる?
こんにちは。
脳番地ドクターこと、加藤俊徳です。
今回は気になる「記憶力」のお話しです。
人間、歳をとると「記憶力が低下する」と
言われていますが、これは本当なのでしょうか?
ズバリ、大きな誤解です!
多くの方が心配される、記憶力の低下や
物覚えが悪いといった悩みは、少なくとも
加齢による脳の老化が原因ではありません。
私は1万人以上のMRIから、脳の成長の違いを
診てきました。その事実から人はそれぞれ、
長年に渡って『脳の使い方の癖 = 習慣』を
持っていることが分かっています。
言い換えると、偏った脳の使い方を
知らず知らずにしているということです。
その結果、脳の自由度、柔軟性が失われ、
脳全体を万遍なく使えなくなることで
記憶しずらい、または記憶した情報を、
思い出しにくい脳の状態(習慣)になって
いるということなのです。
私たち人間の脳は、一生成長し続けることが
科学的にも分かってきており、40代、50代は
まさに成長のピーク。加齢のせいと思い込んで
いた、記憶力の悩みは「脳の使い方」次第で
解決することができるということです。
■ 「丸暗記=賢い」は嘘?!
学生時代、テスト前に短時間で丸暗記をして
しまう人を「賢い」と思っていませんでしたか?
テストで点数を取るだけなら、効率的な記憶法
ですが、大人の記憶法としては、決して有効とは
言えません。
脳が情報を記憶するには、記憶系脳番地の中枢
「海馬」を働かせる必要があります。
学生の頃のように、見たり聞いたりした情報を
そのまま記憶する丸暗記は、海馬を短期的にしか
刺激せず、時間の経過と共に、覚えたことを
どんどん忘れていきます。
テストのためだけならこの方法でも良いですが、
大人の私たちは、長い間覚えておける、
「長期記憶」を脳に蓄積する必要があります。
この「長期記憶」は、時間をかけて何度も情報に
触れたり、頭の中で様々な角度から思考することで
長期的な記憶として蓄積されていきます。
実はこの長期記憶、幸いにも大人の脳では
つくりやすい仕組みになっています。
大人は子どもに比べ、様々な経験を重ねたことで
脳が発達しています。そのおかげで、大人の脳は
情報を関連付けて記憶する機能が発達しています。
この働きに重要なのが、理解系脳番地です。
記憶において理解系脳番地は、意味理解を
形成する時に働きます。「理解した」「分かった」
など「意味記憶」として脳に蓄積させることが
大人の脳に長期記憶として蓄積させるポイントです。
■ 3種類の記憶脳タイプがある!
大人の記憶には、意味記憶が重要であることを
お伝えしましたが、もう一つ大事なことが
あります。
それは、自分の記憶脳タイプを知ること!
これまで、脳画像診断で1万人以上の脳画像を
診断してきましたが、一人ひとり、脳の発達に
違いがあります。その為、記憶の方法も、
下記のように3種類に分けることができます。
<3種類の記憶脳タイプ>
・視覚系タイプ:視覚系→理解系回路が発達
見ることで理解しやすいタイプ
・聴覚系タイプ:聴覚系→理解系回路が発達
聞くことで理解しやすいタイプ
・感覚・運動系タイプ:感覚/運動系→理解系が発達
体験することで理解しやすいタイプ
意味記憶の形成に大切な理解系脳番地が、
視覚系脳番地、聴覚系脳番地、感覚・運動系脳番地の
どれと結びつきつきが強いのか?自分自身の
脳タイプを知っておくことは重要です。
このように、大人には大人なりの記憶方法があります。
今記憶力に自信が無い方も、正しい脳の使い方が
できれば、これからどんどん脳が成長し、記憶力を
上げることができますよ!
『衰えた脳を呼び覚ます すごい記憶力の鍛え方』
(KADOKAWA)
最近「物忘れが多い」とお悩みの方、必読!
あなたの「記憶脳タイプ」を理解すれば、
どんどん物事を覚えられます。
書籍の詳細はこちら >>
衰えた脳を呼び覚ます すごい記憶力の鍛え方
配信登録はこちら