脳グッズ・
書籍・講演

  1. HOME
  2. 脳グッズ・書籍・講演
  3. 脳スクールタイムズ一覧
  4. 子どもの脳は8タイプ子どもの脳は8タイプ

子どもの脳は8タイプ


■ 欠点には100%の可能性しかない

こんにちは。
脳番地ドクターこと、加藤俊徳です。

桜の花も各地で満開となり、多くの
日本人、そして外国人観光客の方も、
日本の春を満喫したことでしょう。

そして、4月は新しいスタートの時。
子どもにとっては、ドキドキしながらの
入学式、新学期が始まりました。

子育て中の親にとって、子どもの成長は
嬉しいながらも、とても心配なもの。

うちの子は
「落ち着きがない」
「周囲とうまく付合えない」
「意見が言えない」…など
つい“できないこと”ばかりに目がいき、
悩んでいる親は多いです。

脳科学者であり、小児科専門医である私は
これまで多くの子どもの脳をMRIで診断し、
その先の子どもの成長を見守ってきました。

私から皆さんにお伝えしたいことは、
ダメな脳は存在しない」ということ。

大人には子どもの“欠点”に見えることを
脳から見ると、そこには“才能の芽”が
隠れているのです。

■ 脳を知り、親子の絆を深める

日々クリニックの診療で、子どもの脳を診て
本人やご家族と接していると、
親が「問題」と捉えることが、私には「才能」と
して見えることがたくさんあります。

どうして私には「才能」に見えるかというと、
すべての脳は「今できること」を最大限に
表現しているにすぎないと、
分かっているからです。

生まれてから今日に至るまで、子どもの脳は
一人ひとり個性を作りながら成長しています。
この個性は、脳に得意不得意の凹凸として存在し、
どこかが凹んでいたら、必ずどこかが凸になって
いるのが脳というものです。これは子どもだけで
なく、大人も同様です。

さらに脳の発達は、固定的なものではなく、
どんどん変化しうるものですから、成長の
可能性は未知数です。

こういった、正しい脳の知識を持ち、子どもの
「あるがままの脳」と向き合い、受け入れて
いけば、できないことだけでなく、子どもが今
「できている」ことにも目が向いてきます。

■ 一人ひとりにフィットする 才能の伸ばし方

脳には8つの脳番地が存在し、脳番地の
成長過程の凸凹の違いが個性を作りだしています。

この脳の個性の違いによって、我が子の
才能の伸ばし方も変わってきます。

今回8つに子どもの脳をタイプ分けし、
下記、簡単にご説明します。
------------------------------------------
1.リーダータイプ
 周りに広く目配りができ、
 人を引き付ける力を持つ

2.理論タイプ
 記憶力がよく、理詰めで考える

3.クリエイティブタイプ
 好奇心が強く、 何かを
 「好きになる力」が高い

4.癒しタイプ
 周囲の状況、人に対する感受性が強い

5.バランスタイプ
 現時点では能力のバランスが取れている

6.フレンドリータイプ
 高い社交性とポジティブ思考と協調性で
 友達が多い

7.多動タイプ
 計画よりも即実行、経験値が溜まりやすく
 物事を極めやすい

8.エキスパートタイプ
 特定のことに対する好奇心が強い
------------------------------------------

例えば、7「多動タイプ」は落ち着きがない、
じっとしていられないなどが、目立つことも
多いですが、「即実行」「興味を持ったら、
実際に行動してみる」とずば抜けた行動力を
持ち合わせています。

落ち着きがないのは、言い換えれば
好奇心が旺盛で活動的、常に意識が外の世界に
開かれているということです。

こういった多動タイプのお子さんの場合、
行動制限をすると強いストレスに繋がります。
むしろ、行動しながら学んでいることを
周囲の大人が知り、サポートしてあげることが
大切です。

一人ひとりのお子さんの脳には必ず輝く才能が
あります。「ない」ものを数えるよりも「ある」
ものに目を向ける。

欠点に見えるものは、実は欠点ではなく、
才能の芽であると見て頂けたら、子どもとの
接し方も変わり、お子さんの脳もグングンと
成長していきますよ。

 

 『子どもの脳は8タイプ 最新脳科学が教える
  才能の伸ばし方』(SBクリエイティブ)
 
 脳タイプがわかる「診断テスト」つき。
 お子さんの脳タイプに合った「才能」の伸ばし方を
 解説した一冊です!


 書籍の詳細はこちら >>
 子どもの脳は8タイプ 最新脳科学が教える才能の伸ばし方