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自己感情脳の高め方~自分がどうしたいのか分からないから抜け出す方法~
■ 自分のやりたいことが分からない・・・
こんにちは。
脳番地ドクターこと、加藤俊徳です。
皆さんは、自分のしたいこと、やりたいことが
ハッキリと決まっていますか?
私たちがこれまで生きてきた中で、
「夢を持つことが大切」
「やりたい事を仕事にしよう」
など、自分の求める未来に向かって進むことが
推奨されてきました。
しかし実際は、全ての人が自分のやりたいことが
明確とは限らないのが現代社会です。
クリニックにも
「自分がどうしたいのか分からず困っています」
との相談もよくあります。
脳を見てみると、ある部分の働きが未熟なことが
共通して分かります。
その部分とは自己感情を司る「感情系脳番地」です。
■ 悩みを生み出す、自己感情脳の未熟性
脳は右脳と左脳に分かれており、感情系脳番地も
それぞれ左右の脳にあります。
今回テーマとなっている自己感情を生成するのは、
左脳の感情系脳番地です。
一方、右脳の感情系脳番地の働きはというと、
他者の気持ちや周囲の事をキャッチする役割を
担っています。
自分のやりたいことが分からない人の中でも、
相手の気持ちなら敏感に反応し分かってあげられる
人がいます。これは、左脳の感情系脳番地は
未熟でも、右脳の感情系脳番地はよく発達して
いるパターンです。
困っている人がいたら見て見ぬフリができない、
相談を持ちかけられると断れない・・・という方は
左脳の感情系が未熟でも、右脳の感情系は
よく発達しています。
しかし、いざ自分はどうしたいの?と尋ねられると
途端に脳がフリーズしてしまうのが左脳感情が
弱い方が陥りやすい問題点。何がしたいか分からず、
悩みが生まれてしまいます。
自分のことより他人を優先し生きてきた方や、
周囲に流されて生きてきた方は、左の感情系脳番地を
使う機会が少なかった為、未熟な状態なのです。
■ 自分の感情を認識することから始めよう!
今自分がやりたいことが分からず困っている方は
まずは、自己感情を認識することから始めましょう。
どんな時にどんな感情になったのか?自分で自分の
感情を認知することが大事。
人の感情には、プラスの感情もあれば、マイナスな
感情もあります。そのどちらもまずは知ってあげる
ことが大切です。
そこで、お勧めしたいのが“感情日記”をつけること。
夜寝る前に、一日を振返り“嬉しい、楽しい、感動
したこと”や“嫌な気分、傷ついた、腹が立った”
など、感情が動いたのがどんな時だったかを、
日記に書いてみましょう。
例えば
「駅前のお花屋さんに、アジサイが並んでいて、
気持ちがウキウキした。私は花が好きなんだ。」
「ふと空を見上げたらキレイな満月が輝いていた。
残業で疲れたけど、月に心を癒された。」
「ホラー映画のCMを見てしまったら、背中がゾクゾク
した。怖い映画は苦手だ。」
「今日クレーム電話がっかってきた。心臓がバクバク
してたけど、真摯に対応をしたら最後はありがとうと
言ってもらえた。最初は嫌だなと思った電話が、最後は
嬉しい気持ちに変わった。お客様対応は自分に合って
いるのかも。」
こんな風に、毎日の感情が動いた時の出来事を
日記に書いていくと、自分がどんな時にどんな感情が
湧いてくるのかが分かります。
また、これらの日記を読み返すと、共通点を見つける
ことができます。〇〇さんに会うと楽しんでいる
自分がいる、自然とのふれあいで穏やかな気持ちに
なっている・・・など、自分の好きの傾向を見つける
ことができます。
このように、感情日記を通じ脳を育てることで、
自分の感情認識が高まり、次第に自分のやりたいことが
分かってきます。
やりたいことをが見つかれば、あとはその道に進むだけ。
さぁ、皆さんも自己感情脳を育てましょう!
感情脳を鍛えていく本です。自分の気持ちが分かれば、
もっと楽しいく、自分らしく毎日過ごすことができますよ。
「優しすぎて損ばかり」がなくなる 感情脳の鍛え方
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