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捨てる脳 気持ちも頭もスッキリする!


■ 捨てる脳 気持ちも頭もスッキリする!

こんにちは。
脳番地ドクターこと、加藤俊徳です。

先週のゴールデンウィーク、皆さんはどう
お過ごしでしたでしょうか?

大型連休だからこそ、家の大掃除をした方も
いたのではないでしょうか?

普段手を付けられない場所の掃除や、
気付かぬうちに、たまってしまった不用品の
処分。着なくなった洋服や、昔の思い出の品々、
賞味期限切れの食材など、何でこんな物が…と
驚くほどに物が出てきます。

クリニックには「捨てたいけど、捨てられない」
お悩みで受診される方もいます。

実はこれ、脳の仕組みから考えると当然のこと。
なぜなら脳は「集める脳」の仕組みを持って
いるからです。

■ 人生は集める脳で出来ている!?

片づけられないと悩む方の中には、そもそも
物が捨てられない人が多いはず。

物の置き場が決まっていても、既に引出しの中が
パンパンということも…。
今は着ていないけど、いつか着るかもしれない服
1回使っただけの便利グッズ、クーポン付きの
チラシなど、気を付けていないと物はどんどん
増えていきます。

実は、物を集めてしまうのは、脳が集める性質を
持っているからとも言い換えることができます。

脳は成長する為に経験や知識など、様々なものを
蓄積し成長していきます。赤ちゃんから大人に
なる間、人と関わり、学校で勉強し、様々な経験を
積んで大人になります。

この時、脳の中では、経験の蓄積が脳の枝ぶりを
太くし成長するので、経験すればするほど、
脳が成長し、そもそも捨てる仕組みになっていない
捨てない脳」になっているのです。

■ 「集める脳」から「捨てる脳」へ

脳の性質から考えれば、物が捨てられないのは
当然とも言えます。

しかし、想像してみてください。
集めた物を捨ずに、部屋に貯め続けた状態を・・・。
最悪、ごみ屋敷状態になることだってあり得るのです。

捨てるのが苦手な方はもうお気づきかもしれませんが
自分が集めたものの中に、もういらない、必要の
ないものもが沢山あるはずです。

自分にとって、本当に必要なものは何か?
多くのものの中から「大事なものを残す」これこそ
捨てる脳』になるということです。

今、あなたの部屋にある物で、本当に大事な
ものはどれでしょうか?物と向き合う時間を
作りましょう。


押入れにしまい込んだ物の中には「思い出の品」も
あったりします。こういった物はなかなか
捨てられないでしょう。

なぜなら、脳の『長期記憶』と関係しており、
記憶や感情を整理するのに、脳の中で時間が
かかるからです。

なので思い出のつまった物は急がず考えて捨てても
いいのです。必ずしも急ぐ必要はありません。

『自分が大切に思うものは何なのか?』
日々、物と自分の脳を対話させながら、ゆっくり
でも良いので、大事なものを選び、残せる
『捨てる脳』になっていきましょう。

 
 

 『捨てる脳――気持ちも頭もスッキリする!』
 (自由国民社)
  
  「捨てる」ことは、「片づける」ことより
  はるかに高度な行為です。
  どうしたら迷わず捨てられるようになるか?
  脳科学の視点から「捨てる」と脳の関係を
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