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第296号 1万人の脳画像を見てきた脳内科医が教える発達凸凹子どもの見ている世界


■ 新刊発売!1万人の脳画像を見てきた脳内科医が教える発達凸凹子どもの見ている世界

こんにちは。
脳番地ドクターこと、加藤俊徳です。

9月21日、新刊を発売致しました。
1万人の脳画像を見てきた脳内科医が
教える発達凸凹子どもの見ている世界
です。

日頃クリニックには、多くのお子さんが
いらっしゃいます。発達障害で困ってる、
発達障害かもしれないと悩んでる…など
子どもを心配した親御さんがたくさん
来ます。

これまで発達凸凹に関する相談を受け、
気づいたことがあります。

それは「子どもの見方に偏りがある」と
いうこと。

どういうことかと言うと、発達障害を
心配される親御さんの多くは
「できないこと」にフォーカスし、
その穴埋めをする視点で相談に来られます。

確かに、できないことが目立つことは
事実です。しかし、これまで長年脳を
MRIで診断してきた私には、子どもの
脳には沢山の長所、すなわち「強み」が
必ずあるのが分かるのに、 残念ながら、
多くの方にはそこが見えてないのです。

■ なぜ、うちの子はそんなことをするの?

なんでうちの子は
「こんなことを言うの?」
「どうしてそんな行動をとるの?」
お子さんの発達凸凹に悩む親御さんはいつも
こう思っていることでしょう。

その謎は、脳にあります!

親や学校の先生は子どもに他の子と同じように
「こうして欲しい」
「これができるようになって欲しい」と
望みますが、当の本人は、そんな希望とは
関係なく、自分の脳が働くことをします。

子どもは大人に比べ、脳の成長が未熟です。
大人が言ったこと、教えたことをすぐ理解し
できるとは限りません。

特に脳の発達に凸凹がある子どもなら、
なおさら、親ができて欲しいと願うことが
できないこともあります。

しかしこれは、「こうなって欲しい」とか
「できるのが当たり前」と言った、大人や
社会の希望的立場から、子どもを見ている
視点です。現代社会では、このような見方が
一般化してしまいました。その為、どうしても
子どものできないことばかりに視点が偏って
しまうのです。

■ 脳から知る、我が子の強み!

クリニックで行っている、脳画像診断で
私が見ているものは、脳から分かる
強みと弱み」です。

これは、発達凹凸のある子どもに限ったこと
ではなく、どんな子どもでも、私たち大人でも、
脳を見れば必ず強みと弱みが見えてきます。

特に、発達凸凹の子どもはできることだけ
やりたがります。実はこれ、子どもなりの
「自分にできるベスト」を尽くしているだけ
なのです。

例えば、人の話は全然聞かず、自分の言いたい
ことばかりしゃべる…といった困った相談も、
脳を見ると、脳の聞く力、聴覚系脳番地
未熟でも、話す力、伝達系脳番地が見事に
発達をしているケースは多々あります。

このケースの場合、一般的な見方をすると
・人の話を聞かない
・言いたいことだけしゃべる
この2つが凹、弱みと扱われ、本来強みである
話す力まで問題扱いされてしまいます。

こういった誤った見方をしてしまう原因は、
そもそも子どもの行いをどう見るか?
この「視点」が大事です。

我が子の脳には「必ず強みがある」という
前提に立ち、特徴を知り子どもの行いを
見ていくことが大切です。

今回出版した
「1万人の脳画像を見てきた脳内科医が
教える発達凸凹子どもの見ている世界」には
子どもの困ったにフォーカスして、
強みと弱みを解説しています。

新たな視点を持てれば、お子さんの強みが
見えてきます。脳には必ず、強みがあります。
お子さんの強みを知って、より良いサポートに
繋げていきましょう。

脳はいくつになっても成長します!

 

 
 

 『1万人の脳画像を見てきた脳内科医が教える
  発達凸凹子どもの見ている世界』
 (Gakken) 2023年9月21日発売
  これまでのお子さんの見方がガラリと変わる本。
  本当はこんなにも、できることがあるんです。
  自分の強みを発見したい大人にも是非読んで
  欲しい一冊です!
  
 書籍の詳細はこちら >>
 1万人の脳画像を見てきた脳内科医が教える
 発達凸凹子どもの見ている世界