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第286号 脳の発達をつくる、頭が良くなる!「親子の1分おんどく」


■ 言葉を話すは脳番地の成長の賜物!

私たち大人が普段から行っている、
『言葉のコミュニケーション』

大人たちは当たり前のように、挨拶や
仕事の打ち合わせ、友達との他愛もない
会話など、言葉を使って生活しています。

しかし数十年前、自分が生まれた当時
赤ちゃんだった頃は、言葉を話すどころか
泣く、寝る、おっぱいを飲むなど
言葉とは無縁な生活だったのです。

そんな言葉とは無縁な赤ちゃんが
どうやって、喋れるようになって
いくのか?

そのヒントは親から脳に届く「」にあります!

■ 「音」から「言葉」へ脳が育つ

オギャーと生まれた赤ちゃんが、最初に
発達する脳番地はどこでしょう?

それは「運動系脳番地」です。

大きな口を開けて泣いたり、手足を
バタバタさせたりと、こういった体を動かす
ことができるのは、運動系脳番地が発達
してる証拠です。歩くまでにはまだ時間が
かかりますが、この動作はれっきとした
運動系脳番地の発達の証拠です。

そして、次に発達する脳番地が、
視覚系聴覚系の脳番地」です。

これらは情報を「入力」する脳番地で、
外界の情報刺激が脳に伝わり、発達して
いきます。

生まれてから乳児期と呼ばれる1才ぐらい
までは、お母さん、お父さんの言葉がけは
「音」として子どもの脳に届きます。
この脳に届く「音」、実は言葉として
認識するための準備になっていて、様々な
音刺激で聴覚系脳番地を発達させている
のです。

そして、1才から幼児期に入ったころに
これまでの「音」の入力の積み重ねが
言葉」の認識へ変わっていきます。
次第に聞いた言葉をマネして発声をする
ようになりますが、これは記憶系脳番地
発達も意味しています。
聞いた言葉を記憶できたからこそ、同じ
言葉が出せるといった仕組みです。

■ 言葉の土台をつくる「読み聞かせ」は良好な親子関係も作る!

ここまで、子どもの言葉の発達について
お話してきました。

まずは「音」として脳が認識し、
脳刺激の蓄積により「言葉」の認識へと
成長していきます。

子どもが言葉の意味をまだ分からなくても
沢山の言葉を、お父さん、お母さんが
聞かせてあげることが大事です。

その為に、我が子に何をしてあげたら良いか?

幼児期の脳の特性を考えると、視覚系も
一緒に刺激できる、絵本の読み聞かせ
良いでしょう。文字が読めなくても、
絵を見て脳を刺激し、同時に言葉を
聞かせてあげ「音」も一緒に脳に届けます。
次第に言葉が分かってくると、今度は
お子さんが「音読」をし始めます。

最初は上手く音読できなくても、
間違っていても、叱らずにサポートして
あげて下さい。大きな声で音読ができれば、
その声が自分の脳にも届き、次第に上手に
なっていきます。

親子で、スキンシップをしながら絵本を
読む時間は、信頼関係や愛情を深める
ことにもなります。この時子どもが
楽しんでいれば、ポジティブな記憶として
脳に刻まれ、大人になって思い出すと、
楽しかった懐かしい記憶がよみがえって
きますよ。

 
 

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