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第278号 もの忘れしなくなる!脳の使い方事典
■ 日常“あるあるもの忘れ”
毎日の生活の中で、こんな
“あるあるもの忘れ”経験してませんか?
「あの人の名前なんだっけ?」
「今使ってたスマホが見当たらない」
「言いたいことが、言葉で出てこない」
「小学生レベルの漢字が書けない」など
こういった、ちょっとしたもの忘れがあると
一瞬ハッとしたり、背筋がヒヤっとしたりと、
不安や焦りを感じる方もいることでしょう。
この、ちょっとしたもの忘れ、
「認知症ではないので安心して下さい」と
言う人もいますが、認知症ではなくとも、
これはれっきとした脳の問題です。
特に年齢を重ねると、脳の注意力が低下して
起こるちょっとしたもの忘れが目立ってきます。
こういったもの忘れは、気づいたら早いうちに
対処することが大事。
もの忘れの積み重ねを容認し、脳の老化を招くか、
それとも、早いうちに対処して予防していくか。
あなたは、どちらを選びますか?
■ あるあるもの忘れ「何しようとしたんだっけ?」
立ち上がった瞬間
「あれ?何しようと思ったんだっけ?」
こんなちょっとしたもの忘れ、経験がある方も
多いのではないでしょうか?
さっきまで「〇〇をしよう!」と思っていたのに
立ち上がった瞬間に忘れてしまうのには、
脳番地の働きが関係しています。
「〇〇をしないと」と思った時は、脳の中の
思考系脳番地がメインで使われます。
しかしその後「立ち上がる」時には使う脳番地が
切替わり、運動系脳番地にメインが変わります。
つまり脳の中では、思考系から運動系へと
脳番地シフトが起こり、立った瞬間に思考が途切れ
「やろうとしたことを忘れる」ということが
起こったのです。
更に、忘れてしまったしようとしていた事も、
重要なことと言うより、曖昧にしか記憶を保持
できていなかったものが、頭から飛びやすい
傾向にあります。
■ やることを忘れないためにはどうする?
ではこの、しようと思っていたことを忘れて
しまう、あるあるもの忘れ。これにはどんな
対処法があるのでしょう?
まず一つは、先ほどお伝えしたように、
「曖昧な記憶保持」の場合、脳番地シフトが
起こることで忘れやすくなります。
その為、行動する前にやることを脳にきちんと
インプットしておくことが大事。
対策として、立ち上がる前に、先の展開を
脳内でリハーサルすることです。
例えば、冷蔵庫の水を取りに立ち上がる場合は
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立ち上がる⇒振り返る⇒階段を下りる⇒
冷蔵庫の扉を開ける⇒水を取出す
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といった感じに脳内でリハーサルしてから実際水を
取りにいくと、立ち上がっても簡単にやることを
忘れることはありません。
日常起こる“あるあるもの忘れ”は放置せず、
脳に合わせた対処法で防いでいきましょう!
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