今週日曜１１月２０日に明石家さんまさんの
特別番組「誰も知らない明石家さんま第８弾」が
放送されました。

振り返ること３年前、さんまさんの脳を
脳相診断させていただいたことがきっかけで、
始まった画商プロジェクト。

さんまさんは
「本当は何の職業に向いているのか？」
という問いに対し、脳相診断から出た答えは

ナント『画商！！！』

おしゃべりなイメージが強いさんまさんですが
脳では視覚系脳番地が非常に発達しており、
ものを見極める力が抜群に高かったのです。

さんまさんはこの３年で、画商の才能を
みるみる開花させ、今回はなんと
世界オークションに挑戦という企画でした。

あの脳相診断がこんなにも大きく発展し、
これまで無名だった多くのアーティストの方を
光り輝く場に導くさんまさんの才能に、改めて
感動しました。

また今回の番組では出演されなかった他の
アーティストの方々もご活躍されている噂は
様々なところから聞いており、番組を見るたびに
胸が熱くなります。

そして今回改めて『天職を知る』ことの大切さを
考えさせられました。

クリニックにいらっしゃる方々からも
「私はどんな仕事にあっているのか？」
「どんな仕事なら成功するか？」
と、仕事に関する相談を多く受けます。

仕事に大きく困ることがなさそうな方や、
能力が高く優秀な方であっても、こういった
悩みを持っています。

それは一体どうしてでしょうか？

実は、自分で自分の能力を正確に把握し、
天職を見つけることは意外と難しいのです。

脳から説明しますと、よく発達した脳番地は
その人の強みとなり、未熟な脳番地は弱みと
なります。

仕事をしていると「でいない」「分からない」
「間違った」という時、そこから先に進めず、
一旦仕事が中断します。

また、誰かと仕事をしていると、間違ったことを
指摘されたり、怒られたりするので、そういった
マイナス面（苦手なこと）には気づきやすいのです。

一方で、得意な脳番地はスイスイと脳が働き
仕事がスムーズにできてしまうので、
間違えることや分からないことも少なく、
自分が「できている」とか「得意」という感覚を
持ちずらいものです。

そこで、患者さんの脳をMRI画像でみると、
脳の強みと弱みが分かるので、クリニックを
受診して初めて自分の強みが分かるという方も
いるぐらいです。

それだけ強みは自分では気づきにくいものなんです。

先ほど、強みには気づきにくいというお話を
しましたが、自分の才能を活かし、現在天職に
ついている人でも、苦労することなく、全てが
順風満帆で上手くいったという人は誰一人
いないのではないでしょうか？

天職を得た人でも当初は、人から否定されたり
評価されなかったりしたことで、「この仕事、
自分に向いてないかも？」と疑心暗鬼に思った
ことがあったでしょう。

さんまさんの画商プロジェクトをみても、
多くの方が画家としての才能が世間に
認められず、葛藤されていました。

周囲に認められない時期というのは、
自分の味方が少なく、自分で自分の能力を
信じ続けなければなりません。

この時期は相当辛いものですが、
「あきらめないで欲しい」と私は声を大にして
言いたい。

それは、脳には必ず天職があるからです。

天職とは、決して多くの人にその能力が認められ
評価されるものとは限りません。

その人が持つ「脳の強み」を活かし、
誰かの役にたち、自分もその仕事が
「自分に向いている」と認めることができて
「これが自分の天職だ」と実感できることだと
思います。

今はまだ天職に出会っていない人も、
「天職の芽」をつぶさず、自分の脳と向き合い
大事に育てて欲しいと思います。

ご自身の脳の可能性を信じ、天職を育てて
下さい。応援しています！

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