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第263号 「話がまとめられない」方への脳の処方箋
■ 話がまとめられず、お悩みの方へ ■
「話がまとめられない」というお悩み。
私のクリニックにもこういった悩みを持つ
社会人の方が多く訪れます。
上司から
「何がいいたいのか分からない」
「話が長い」
と、たいていこの2つの事を言われ、
皆さん困っています。
この「話がまとまらない」問題は多くが
社会人になってから顕著に表れ、働き始めて
から困るケースがほとんどです。
学生時代は自分ペースで話していても、
自分の気づかないところで、先生や親が
「こういうことだよね」と上手く話をまとめ
リードしてくれていたり、気の合う仲間同士の
他愛もない話では、こういったトラブルは
ほぼ起こりません。
しかし社会人になると、それが一転し、
上司や先輩へ必要なことを分かりやすく
伝えなければならなくなります。
人に伝わる話し方をするには、練習が必要ですが
今すぐ上司とのトラブルを減らす方法もあります。
それは、最初の一言の工夫です。
■ 分かりやすい話の共通点とは? ■
営業や問合せ窓口、企画のプレゼンなど、
「話が分かりやすい」という人の話には
共通点があります。
それは、
「要約」と「順番」です。
私はこれまで多くの書籍を出版してますが、
本は特にこの2つが重要です。
皆さんも本を買うとき「欲しい」と感じたからこそ
購入に至ると思いますが、それは本からの
メッセージを受け取った証拠です。
本のタイトルや目次は文書の内容が一言で
要約されており、また読者に伝わりやすい
順番で構成されています。
一方「何を言っているか分からない」と
言われる人の多くは
・何の話をするのかを言わずいきなり話し始める
・思いついたまま話す
と、要約と順番が不明確なため、相手に伝わらず
「分からない」と言われてしまいます。
■ 話は最初の一言が肝心 ■
ではどうしたら上司に伝わる話ができるか。
それは、最初の一言が肝心です!
その一言とは「報連相+確」です。
仕事では「報連相」が大事と言われますが、
ここで言いたいのは、これから話す内容が、
・報告
・連絡
・相談
・確認
このどれなのかを最初に伝えるということです。
上司に「今日〇〇会社様のAさんとお会いして…」と
いきなり話始めると、上司の頭の中では下記が
行われています。
--------------------------------
1.全ての話を聞き記憶しておく
2.聞いた話の要点を抽出する
3.要点を並び替える
4.内容を理解する
--------------------------------
実は上記のように、何の話をするかを伝えないと、
上司は聞かされた話の内容を全て記憶しておく
必要があるため、脳に相当な負担がかかります。
この負担のある状態で、話の要点を抽出し
並び替え、理解する必要があるので、
更に負担をかけることになります。
しかし最初に「相談です」と一言あるだけで、
「相談なんだ」という想定で上司は聞く準備が
できるので、聞きながら要点を整理してまとめ
理解することができるので、脳への負担も軽減します。
更に言えば「〇〇の相談」など「何」の相談かを
付け加えられれば、的を絞って話を聞くことが
できるので、相手はより理解がしやすくなります。
このように、話の最初に「報連相+確」の一言が
あるだけで相手の脳への負担が変わり伝わりやすく
なるので、是非すぐにでも試してみて下さい。
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