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第256号 毎日歩くだけ!頭がよくなる最強の“ウォーキング脳”

■ ウォーキングは〇〇脳を刺激する! ■

ウォーキングは、体によいと言われ、既に
多くの方が実践されていることでしょう。

歩いてみると
・気分がすっきりする
・血のめぐりが良くなる
・夜ぐっすり寝れる
・ダイエットになった

などメンタル向上、健康、ダイエットなど
様々なプラスな要素があります。

そしてウォーキングで多大な影響を受ける場所が
あります。それは『』です。

もう少し詳しくお話すると、頭のてっぺんに
ある『運動脳(運動系脳番地)』。

歩けば歩くほど、運動脳に刺激を与え、また
その他の脳番地の刺激にも発展していく。

実はこれこそが、ウォーキングのすごいところ
なのです!

■ 大脳は運動脳から成長する ■

赤ちゃんは胎児から数え、約40週で
生まれてきます。この時は脳幹と小脳の他、
大脳のてっぺん運動系脳番地に血流が多い状態で
生まれてきます。

そして生後4ヵ月頃に、視覚系脳番地の血流が増え
歩き出すと徐々に脳の前側、思考系脳番地にも
血流が増えていきます。

人間の脳が成長するためには、情報収集をしなければ
なりません。その役割を担っているのが「」、
つまり身体を動かすことなのです。

なぜ足がその役割を担っているかと言うと、
歩くことは、単に足を使って動くだけでなく、
この時、目から新しい情報を得たり、耳から音を
聞いたり皮膚感覚から様々な刺激を受けています。

こういった新たな刺激を得ることで、
脳の成長は促され、言葉をしゃべったり、
新しい発見ができたり、考えることが
できるようになります。

そして、大人になっても脳が成長する為には
情報が必要で、その為に歩くことは
生きる上でも欠かせないことの一つなのです。

■ 「運動負債」は「運動貯金」に変えよう! ■

私たちの生活スタイルは、時代と共に変化しています。
特にここ数年、新型コロナウィルスの影響で、
外出制限、テレワーク、オンライン学習など、
歩かない生活に変わってしまいました。
私はこれを「運動負債」と呼んでいます。

通常私たちは歳をとり、年齢が増すにつれて脳や
体が衰え、これまで蓄えてきた脳の運動貯金が減って
いくのですが、最近では、若くて体が動くのに
自ら歩かないために、運動貯金どころか、運動負債を
増やす結果になっています。

今から8年前、アルツハイマー協会主催の
国際学会で「運動が不足している人は、将来
認知症になるリスクが4倍になる」とのデータが
示されました。歩かない人はそれだけ認知症になる
リスクも高まるということです。

大切なのは
歩けるうちに歩いて運動貯金をすること

私は80代半になる母に、歩けるだけ歩くよう
口を酸っぱくお願いしています。そのかいあって、
積極的に畑に出たり、冬場でも新潟の家の廊下を
何往復もしたりと、現在も自分の足で歩くことが
できています。

歩ける時に歩いておくことが、将来の脳の
運動貯金になるのです。

皆さんも今の生活を見直し、是非歩く生活に
切り替えましょう。ウォーキング脳になることで、
脳も体も健康になり、イライラやストレスの軽減と
気持ちまで変わってきますよ!

 


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 ウォーキングをすると、脳にどのように影響するのか?
 歩かないことで脳に起こるリスク「運動負債」とは?
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