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第251号 “快適睡眠”で夜の脳番地トレーニング
■ 日本人が抱える睡眠の問題 ■
「今の睡眠に満足していますか?」
この質問、多くの方がNoと答えたのでは
ないでしょうか?
令和元年の国民健康・栄養調査報告によると
・寝つきが悪い
・夜中目覚める
・睡眠時間が足りない など
20歳以上の約7割の方が睡眠問題を抱えて
いるという調査報告がされています。
睡眠は夜の脳番地トレーニングと言うほど、
寝ることは脳にとって重要な要素です。
睡眠中に脳や体の細胞が修復されたり、
記憶の定着をしたりなど、睡眠がもたらす
好影響はいくつもあります。
夜の睡眠をいかに快適なものにするか。
その鍵は「睡眠時間」と「質の良さ」。
この2つで決まります。
■ 睡眠時間の確保が第一条件 ■
まず、第一に睡眠時間を確保することが、
快適な睡眠をとる為の大事な条件です。
先ほども取り上げた国民健康・栄養調査報告の
調査では、仕事の影響で睡眠時間の確保が
できないケースが18.3%で一番高い結果でした。
そして個別にみて驚くのが、就寝前の携帯、
メール、ゲームに熱中することの項目で、
全年代では12.2%の数値に対し、20代だけに
絞ると、なんと42.9%の睡眠の妨げに
なっているとデータで示されています。
上記問題は、睡眠時間の妨げのみならず、
脳にも悪影響を及ぼします。
寝る前に強い光を浴びると、睡眠ホルモンの
メラトニンの分泌が妨げられ快適な睡眠の
妨げになること、またスマーとフォンの青色の光
「ブルーライト」は交感神経を刺激するとの
報告もあります。
熱中することで、寝る時間が遅くなる上に、
光により脳が刺激され、スムーズに寝れなくなる
悪循環を起こしているのです。
睡眠時間は7時間~8時間をキープすることが
最も良く、夜23時までに寝て、成長ホルモンの
分泌を正常に促すことが大事です。
■ 睡眠の質向上のリズムとは? ■
そしてもう一つ、快適睡眠に必要なのが
「睡眠の質」です。
質の良さには3つの条件があります。
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睡眠の質の良さ3条件
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1.夜眠くなり、布団に入るとすぐ寝れる
2.夜中に目覚めることなく、深い眠りにつける
3.朝目覚めがよく、頭がスッキリしている
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睡眠の質が悪いと、睡眠時間は確保されても、
疲れが取れないとか、ぐっすり寝た気がしない
といった問題が起こります。
この睡眠の質を上げるに大事なことが
「脳内リズム」を整えることです。
私たちは24時間サイクルで生活しており、
脳や体の細胞は体内時計と共に動いています。
このリズムが狂うと、夜眠くなるホルモンの
メラトニンや、日中の覚醒に必要なコルチゾル、
ドーパミン、ノルアドレナリンなどの
分泌サイクルが乱れ、快適な睡眠を妨げる
こととなるのです。
■ 〇〇が足りないと、睡眠の質が下がる?! ■
そして、ここ1,2年の間に急激に増えたのが
リモートワークによる睡眠の質低下です。
通勤がなくなった分、睡眠時間が確保され、
睡眠が改善されたんじゃないの?と思う方も
いるとと思いますが実は良いことだけでは
ないのです。
通勤時間が無くなった分、長く寝れるので、
時間という点では改善されましたが、
朝の目覚めが悪い、日中だるいなどの
質的問題が低下しているケースが多々あります。
その主な原因は「運動不足」です。
日中体を動かし、その適度な疲れが実は
夜寝るためのホルモン分泌のスイッチとなり
快適な睡眠に繋がっていたのです。
睡眠の質を上げるためには、リモートワークで
あっても、朝は決まった時間に起き朝散歩を
することです。
なぜ朝の散歩が良いのか?
それは、脳に刺激を与える要素がたっぷり
あるからです。
朝外に出て、体を動かすことで運動系脳番地へ
刺激を与え更に、見たり音を聞いたりすることで、
視覚系や聴覚系脳番地にも多くの刺激が入ります。
私たちが持つ体内時計にきちんと朝を知らせること、
それが脳内リズムを整える秘訣でもあります。
睡眠が改善されると、日中の覚醒も上がり
幸福感も上昇しますので、夜は快適睡眠で、
脳番地をトレーニングしましょう!
睡眠の質を上げる情報満載です。是非、ご覧ください!
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