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第250号 大人の脳の聞く力をトレーニングする
■ 「脳の聞く力」の作り方 ■
人の話を聞く力は、大人になればなるほど
重要視されてきます。
仕事においては、お客様や社長、上司の話を
聞いて理解し、行動に移す必要がありますが、
「何度言ったら分かるんだ」と叱られるケースの
大半が、聞けてない又は聞いても相手の意図を
理解できていないことからトラブルになります。
耳が聞こえていない訳ではないけど、聞けていない。
これは「脳の聞く力」に問題がある為に起こります。
大人にありがちなのが「最後まで話を聞かない」
という問題です。
その原因は大きく3つです。
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1)脳の聞く力が未熟
2)はじめの一言二言で〇〇と決めつけ
最後まで話を聞かない
3)歳をとるにつれ、聞く力が衰えている
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どれも、話を聞く持続力がない脳の状態です。
最後まで話を聞くことができないと、そもそも
内容を理解できなかったり、誤った解釈をし、
周囲とのトラブルに発展してしまいます。
今、聞く力の問題で困っている人や、
もっと聞く力を鍛えて、仕事の脳力をアップ
させたい方など、聞ける脳を作っていきましょう。
■ 聞くのに使われる脳番地とは? ■
「脳の聞く力」のない人は、脳番地の未熟性や
衰えなどで、一部の脳番地を上手に
使いこなせない為に、最後まで話が聞けない状況に
なっています。
聞けない人によく起こりがちなのが
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・聞き間違えをする
・何度も聞き返す
・相手が話終わる前に自分の話をし始める
・話の途中で他のことを考えてしまう
・会議中眠くなる
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などです。
また、上記とは対照的なのが、経営者の脳です。
これまで多くの経営者の方々の脳も診断して
きましたが、皆さんずば抜けて聞ける脳を
持っているのです。
経営者は日々起こる様々な出来事に耳を傾け、
情報収集し、経営判断することが仕事です。
聞く脳を持たなければ会社存続にも影響するので
必然的に聞く脳を鍛えているとも言えるのです。
話を聞く脳の仕組みは、まず第一に、
聴覚系脳番地で相手の言葉を正確に捉える
必要があり、最後まで聞き続ける為にも
この脳番地はとても大事です。
そして、聴覚系から理解系や記憶系脳番地に
情報を移動させ、相手の話が分かったと
なっていきます。
聴覚系脳番地は海馬とも密接な関係があり、
聞ける、聞けないの違いが、記憶力の差にも
現れてきます。
聞いたことをすぐ忘れるという人は聞く力と
記憶力を上げるトレーニングを同時に
していきましょう。
■ 聞く力をアップする、脳番地トレーニング ■
それではお勧めのトレーニングを2つご紹介します。
〇 ラジオでディクテーション
最もお勧めなのが
「ディクテーショントレーニング」です。
聞いた話を聞いた通りにノートに書き出します。
電話の伝言などで、要点だけをメモして
必要なことだけ伝える書き方とは異なり、
一言一句聞いたことを正しく書き出します。
テレビの音声でも良いですが、視覚情報の無い
ラジオなどがお勧めです。
〇 新曲を覚えて歌う
音楽と歌詞を聞き、声に出し歌いながら覚える
トレーニングです。歌詞、音楽、音程、リズム
など複数の聞く脳番地が刺激されます。
また、ディクテーショントレーニングよりも
長く記憶に留めておく力が必要になりますので、
何度も聞いて、歌いながら覚えましょう。
この2つのトレーニングをやってみるだけでも、
いかに普段聞き漏らしが多いか、覚えていないかに
気付くことができます。
毎日トレーニングをして、脳の聞く力を
育ていきましょう!
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