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第234号 センスは脳で磨かれる


■ センスが問われる時代 ■

あなたは誰かから
「センスがあるね」「いいセンスしてるね」
と言われたことはありますか?

ファッションセンスに限らず、仕事の場面でも
センスの有無は結果に直結し、今求められる
能力の一つとされています。

産業能率大学総合研究所は2018年に
従業員100名以上の企業のマネージャー
1000人に、センスに関するアンケートを
行っており、センスは注目されています。

そのアンケートによると、必要とする人材は、
単に頭が良く成績が良いということではなく、
周囲を巻き込む力、相手が求めることを
理解し実現する力、問題を単純化させる能力
などを求める回答が得られました。

どれだけスキルを磨いても、論理思考を
駆使しても、現代の複雑に絡み合う問題を
解けるとは限りません。学校のテストのように
答えが一つとは限らず、様々な視点、経験、
そして柔軟な解決策、新しい発想など、
正にこれからのビジネスパーソンにもっとも
必要な能力、それが『センス』と言えます。

■ 今求められる「センス」とは? ■

皆さんが使う「センス」という言葉を
脳から説明すると、言語を駆使した情報の
中枢「左脳」の能力と言うより、
感覚や感性という、「右脳」の能力を指して
います。

確かに、脳画像から見ても、右脳の感覚や感性が
欠落している現代人が多いことも事実です。

しかし、現代社会が求める仕事のセンスは
「右脳の能力です」と一言で言えることではなく
左脳の記憶や言語、右脳の感覚や感性など
個別の能力を有機的に繋げ、様々なことに
対応できる力。

これこそが今求められている『センス』の正体
ではないでしょうか。

これまでの仕事力というと
---------------------------------
・コミュニケーション力
・判断力
・決断力
・洞察力
・理解力
・論理思考
---------------------------------
など、個別能力に目が向けられ、これらを
鍛えれば仕事ができるようになるとされて
きましたが、今の社会は、個別能力を統合し、
横断する力が必要とされています。

脳から言えば、まさに「右脳と左脳」を
縦横無尽に繋ぎ合わせ、脳力を高め結果に
繋げるということです。

■ センスは脳で磨かれる! ■

仕事において「センスが良い」とされる人の
脳は、情報をインプットし、脳内の様々な
回路を経てアウトプットに至るまでの過程が
美しい一連の脳の方程式のようになっています。

つまり『センスの良い型』が脳内に出来上がって
います。

どの分野であれ、一流と言われる人は皆さん
自分なりの「型」=「脳の方程式」を
持っています。

「型」すなわち「センス脳」を持った人は、
インプット(情報収集)から、アウトプット
(表現)まで実に無駄なくスマートに行うことが
できます。

この「型」は、その人のオリジナルな感性と
思考が磨かれ表現された結果と言えます。
そして、一度その「型」を脳内につくって
しまえば、インプットからアウトプットまで
全てセンスのいいものになっていくのです。

では、どうしたらこの「センス脳」を
作れるのでしょうか?

今回は、一つ重要なことをお教えします。

==========================

見る」「聞く」「感じる」「動く

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これら4つの脳を磨くことです。
この4つを鍛え自分のオリジナルな感性と思考を
研ぎ澄まし「センス脳」に磨き上げていくこと
です。

まずは一つ、この4つの中で今の自分に不足して
いると思うことを選んでみましょう。

そして今日からあなたの脳に眠る潜在能力を磨く
生活をしていきましょう。

センスは脳で磨くことができます!

 
 
 


『センスは脳で磨かれる』
(クロスメディア・パブリッシング)では、
これからの時代に求められる「センス」を
生み出す脳について解説しています。

 

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