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第232号 大人の発達障害「ADHDコンプレックス」


■ 大人の発達障害「ADHDコンプレックス」 ■

発達障害の一つである“大人のADHD

子どもの頃は大きな問題を感じていなかった人が
社会に出て、仕事でのミス、人間関係のトラブル
などで問題が起こり、初めてADHDだと気付く
ケースが多くあります。

例えば、
・仕事で何度も同じミスを繰り返す
・電話対応ができない
・会議中大人数の会話についていけない
・スケジューリングができない
・何気ない一言で相手を怒らせる
など、社会に出て仕事のトラブルから発覚します。

ADHDとは「注意欠陥多動性障害」と言われ、
不注意、多動性、衝動性」のいずれかを
持ち合わせています。

しかし、ADHDは「不注意、多動性、衝動性」の
単独症状であることは少なく約8割が
ADHDコンプレックス」と呼ばれる
併存疾患型ADHDと言われています。

日本ではあまり馴染みのない
「ADHDコンプレックス」とはいったいどんな
ものなのでしょうか?

■ ADHDコンプレックスとは? ■

ADHDコンプレックスとは、
「不注意、多動性、衝動性」だけにとどまらず、
併存する複合疾患を持つケースを指します。

併存疾患の内容は多岐に渡ります。
----------------------------------------
自閉症スペクトラム、限局性学習障害、
睡眠障害、うつ病、不安障害、強迫神経症、
統合失調症、双極障害、聴覚情報処理障害、
発達性協調運動障害、反抗挑戦障害、
素行障害、ストレス性疾患、依存症(薬物、
たばこ、アルコール、ギャンブル、ゲーム、
スクリーン、スマホ、動画サイト など)
----------------------------------------
これらの複合疾患があると、例えば,
併存するうつ病や睡眠障害などによる症状が目立ち、
ADHDが隠れ、背後にあるADHDが
診断されないという問題が生じます。

その為、複合疾患の治療のみに目を奪われ、
根本的なADHDの治療には至らないケースが
少なくありません。

またASD(自閉症スペクトラム障害)とのみ
診断された為に、ADHDが見逃されて、
未治療のADHDでずっと苦労している
ケースも後を絶ちません。

上記のような併存疾患がある場合は、
背後にADHDが隠れていないかを
積極的に疑う必要があるのです。

■ 薬だけに頼らない、脳の処方箋 ■

ADHDと一言で言っても、ADHDコンプレックスの
ように、併存疾患を持ったケースや、また
一人ひとりの脳の個性により症状も様々です。

現在、ADHDの治療には、主に薬も用いられますが
第一選択の治療ではありません。
脳を伸ばすには脳番地トレーニングが有効です。

脳は一人ひとり異なる特徴を持ち、誰もが
良く育っている脳番地と、未熟な脳番地を
持ち合わせています。

発達障害は脳の凹凸が極端だと言われますが、
未熟な脳番地から問題が生じることもあれば、
極端に発達した脳番地が問題を引き起す
ケースもあります。

その為、脳の特徴を知った上で治療することが、
問題解決の最善策と言えます。

脳画像診断で、脳をみることが一番の
近道ですが、まずは併存疾患があるのか、
ないのか。そして、苦手なこと、
得意なことが何かを書き出してみましょう。

そして今分かる自分の特徴から必要な
脳番地トレーニングを行っていきましょう。

脳はいくつになっても成長します!

 
 
 
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