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第231号 脳とリモートワークの関係

■ 脳とリモートワークの関係 ■

2021年も始まりました!
本年もよろしくお願いします。

年始早々、1都10県には緊急事態宣言が
発令されました。

昨年から新しい働き方として、
定着しはじめた「リモートワーク」。

他人に邪魔されず、自分のペースで
仕事が進められ、集中できるメリットも
ありますが、逆にこれまでの働き方での
良い点が減り、脳へのデメリットも
出て来ています。

自宅にこもり、パソコンの前に座りっぱなしの
状態が増え、一番影響を受けているのが、
運動系脳番地の働きの低下です。
通勤しなくなることで、歩く事が減り、
脳にはマイナスな要因となっています。

また、移動することで、景色の変化や
様々な音が自然と視覚系、聴覚系脳番地
通じ入っていましたがその刺激も少なく
なっています。

そして、人に会う機会が減ることで会話量が
減り、伝達系脳番地も鈍ってきます。

更に、出勤時間が決まっていないことを
いいことに、朝寝坊が増えたり、夜遅くまで
ダラダラと仕事をするようになると、
概日リズムが狂い、記憶系脳番地の働きにも
影響が生じ、脳全体のコンディションが
低迷してくる結果となります。

「なんとなくやる気が出ない」
「いつもより仕事のスピードが上がらない」
など感じる方、今すぐ家での過ごし方を
見直してみましょう!

■ 家でできる、脳の成長をサポートする方法! ■

リモートワークのデメリットを上手に解消する
生活をすれば、仕事の生産性や脳力をアップ
させることもできます。

まずは、みなさんにこれはやって欲しい
3つのことをお伝えします!

1)規則正しい生活

起床就寝の時間を守り、規則正しい生活を
守ることは、人間が持つ概日リズムを
正常に保ち、脳の基本パフォーマンスを
上げることになります。

また朝起きたら必ず朝日を浴びること。
体内時計がリセットされ、目覚めると共に
夜の睡眠に関わるメラトニンの分泌リズム
正常化させます。

2)朝のラジオ体操

自宅にこもると、運動量が格段に減ります。
体への刺激は脳への刺激でもあり、
脳を目覚めさせるために“朝のラジオ体操”は
お勧めです。

音楽に合わせ決まった動きをする。
これは運動系脳番地に加え、聴覚系・記憶系
脳番地にも刺激を与えてくれます。

3)ラジオを聴こう!

昨年6月にradiko社との共同研究で、
大学生に1ヵ月ラジオを聴いてもらい
その前後で脳がどう変わったか研究をしたところ、
ナント、イメージ記憶を司る「右脳の記憶系脳番地」が
成長するという結果が出ました。

この結果は、聞いた言葉を想像力で補完した為、
右脳の記憶系脳番地の働きが強化され、
活性化したと考えています。

リモートワークで家にいることが増え、視覚系脳番地の
刺激が減った分ラジオを聴いて、想像力強化
トレーニングになります。

■ リモートワーク、こんなメリットも! ■

ここまで、リモートワークのデメリットに
触れてきましたが、もちろんいいことも
あります!

周囲に人がいないため、他人に邪魔されず、
仕事に取り組むことができます。

オンライン会議では、居眠りする訳にもいかず、
脳に適度な負荷がかかり、集中力が鍛えられます。

また、普段の会議では緊張して発言できなかったけど
オンラインだとリラックスして意見が言えるという
人がいます。これは俗にいう「空気を読む」ことが
視覚系脳番地や肌感覚から行えず、仕事には
メリットとして働いています。

また、通勤時間がカットできるので、その時間を
睡眠にあてられることも脳にとっては非常に良い
効果となります。

リモートワークのメリット、デメリットを知り、
脳にプラスに働く。新しい働き方をしていきましょう!

 
 noutokokoro
 
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