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第228号 寝不足は脳機能の衰えの始まり
■ 寝不足は認知機能低下の始まり ■
50歳を過ぎると、一日一日と気になるのは、
自分の脳と体の衰えです。
一晩寝て、朝スッキリ目覚めることができれば
昨日よりも一歩進んで成長した気や幸せな
気分になります。
しかし逆に、寝不足だったり、目が覚めが悪い朝は、
昨日よりも一歩もニ歩も後退し
「認知症に向かっているのでは?」と、
漠然とした不安が脳をよぎることもあります。
皆さんも、このように感じたことはないでしょうか?
実際、寝不足は様々な問題を引き起します。
脳の問題で言えば、認知機能低下、記憶力低下、
思考力・感情の低下、欝病など。
更に、認知症の発症原因も睡眠不足が大きく
関わっていると、データからも言えることです。
世界でも、睡眠時間が短いのが、日本人です。
毎日の睡眠が、6時間以下の方は、特に要注意!
睡眠の改善が必要です。
■ 認知機能低下の三段階 ■
寝不足を放置すれば、今は健康な脳の状態であっても
認知機能の低下が始まります。
アルツハイマー型認知症の発症前には、
「SCD」「MCI」の段階的な認知機能低下状態が
起ります。
-------------------------------------
SCD:自覚的認知機能低下
↓
MCI:軽度認知障害
↓
AD:アルツハイマー型認知症
-------------------------------------
最初に「なんだか脳がおかしい」と自覚する時期が
SCD(自覚的認知機能低下)の段階です。
この段階で、認知症の検査を受けても、ほとんどが
問題なしの結果となり、異常なしと言われます。
SCDから更に認知機能低下が進むと、MCI
(軽度認知障害)となります。ここで初めて、
認知機能低下、特に「記憶障害」が検査結果として
出てきます。
このSCD、MCIの段階は、
アルツハイマー型認知症の前段階です。
睡眠時間の確保、また睡眠の質の向上は、
アルツハイマー型認知症を予防する為に
大変重要なことなのです。
■ 脳を健康に保つ、睡眠スケジュール思考 ■
睡眠を改善するには、まず睡眠時間を中心に
1日の予定をたてるのがポイントです。
今の生活スタイルだと睡眠時間が確保できないと
考えるのではなく、睡眠時間を確保する為に、
今の生活スタイルを変えるということです。
名付けて、睡眠スケジュール思考です。
第224号のメルマガでもご紹介しましたが、
睡眠のポイントは下記の3つです。
---------------------------------------
1)就寝時間と起床時間を毎日同じにする
2)7時間以上の睡眠をとる
3)夜11時前に寝る
---------------------------------------
例えば最初に、「夜11時~翌朝6時半までの
睡眠時間を確保する」と決めたら、ここから
逆算して1日のスケジュールを決めるのです。
今の仕事や家事のやり方を変えなければ、
睡眠時間が確保できないことも当然あるでしょう。
しかし、この時間確保の為に生活を見直す、工夫する
これもまたマンネリ化した脳を元気にさせる
秘訣でもあるのです。
睡眠時間を削る生活から、確保する生活にチェンジし、
健康な脳を保つだけでなく、毎日が楽しく、
イキイキとした、脳を成長させる生活を目指しましょう!
是非、ご覧ください!
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