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第224号 脳の健康「概日リズムを整える正しい睡眠習慣」

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■■■ 睡眠で差がつく、脳の健康と不健康 ■■■

新しい生活スタイルが定着しつつある昨今。
働き方も会社に出勤せず、テレワークが増えている
傾向にあります。
 
これまでの生活と変わったことで、脳が不健康に
なった人と逆に脳がイキイキと元気になった人が
います。その差は一体何だと思いますか?
 
答えは『睡眠』です。
 
元気になった方は、自宅で仕事をすることで
規則正しい生活ができるようになり、
十分な睡眠時間を確保できるようになりました。
逆に、脳が不健康になった方は、起床と就寝の時間が
バラバラで、家の中でダラダラ過ごし、
仕事のオンとオフが作れなくなってしまったという
ケースです。
 
私たち人間は「概日リズム」という脳や体に
備わった時計を持っています。
 
特に大切なのは「睡眠」で、ただ寝ればいいのではなく、
睡眠の「質と長さ」が重要なカギを握っています。
 
脳の健康、不健康の分かれ目はこのリズムに合った
生活が送れるかどうかが関係しているのです。

■■■ 私たちに大切な「概日リズム」 ■■■

人は「概日リズム」という時計を持っています。
この時計実は、細胞ほぼ全てに備わっており
時間と共に私たちは生命活動を維持しています。
 
私たちの睡眠はもちろんですが、ホルモン分泌、
体温調整、血圧などもこの概日リズムに従って
動いています。
 
しかし、生活のリズムが不規則になったり、
寝不足状態が続くと、この概日リズムを狂わせます。
日中の眠気、昼夜逆転、朝なかなか起きられない、
寝つきが悪い、疲れやすいなど、概日リズムが狂うと
睡眠や生活に係わる不調をうったえます。
 
本来私たちの生活は、朝起きて、日中は覚醒し、
その間仕事や勉強などをします。そして夜に眠くなり
就寝します。
 
概日リズムが狂うと当然、このサイクルで生活が
できず、眠いのに無理やり起きる、日中眠気と
戦いながら働く、仕事の効率が悪くなり残業が増え、
就寝時間が遅れ、悪循環にはまってしまいます。
 
また、問題は仕事のパフォーマンスだけでないことです。
私たちは寝ている間、傷ついた細胞を修復する
仕組みが働いています。生活が不規則になることで
十分な睡眠が確保できなくなると、癌や認知症など
病気の発生にも繋がるのです。
 
今はまだ若くて問題ないと思っていても、
こういった積み重ねが脳や体の不調の引きがねと
なりかねないわけです。

■■■ 概日リズムを整える正しい睡眠習慣 ■■■

概日リズムを整えることは、私たちの脳や体の
健康を保つと共に、日中の集中力記憶力
アップさせることにも関係しています。
 
その為には正しい睡眠習慣を身につけることが
大切です。ただ寝ればいいのではなく
睡眠の質と長さ」がとても重要です。
 
とはいえ、難しく考えずまずは
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1)就寝時間と起床時間を毎日同じにする
2)7時間以上の睡眠をとる
3)夜11時前に寝る
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この3つを忘れないことです。

夜10時から夜中2時の間はゴールデンタイム
呼ばれ、成長ホルモンの分泌時間であり、
この時間帯に深い眠を得られれば翌朝快調な状態で
起きられると言われています。

また、習慣づけの為にお勧めなのが「睡眠記録」です。
何時に寝て、何時に起きたか。何時間寝たか。
毎日記録することで自分の睡眠時間を気にするようになり
習慣化を促します。最初は合計7時間睡眠が取ることを
目標にしてみましょう。

正しい睡眠が身につけば、健康に加え、
脳のパフォーマンスも驚くほど上がります。
その快適な脳の働きを知り、仕事や勉強にも活かして
いきましょう!

 
 
 
 
 noutokokoro
 
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