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第212号 脳を育てる読書のコツ
■■■ 脳を育てる読書 ■■■
今もなお続く、新型コロナウィルスの感染拡大。
そんな中、イタリアミラノのアレッサンドロ・
ヴォルタ高校のドメニコ・スキラーチェ校長が
休校中の生徒に宛てた手紙がメディアで紹介
されていました。
昔、ペストが流行った頃のことを引用し
生徒たちへ「冷静さを保ち、パニックに
巻き込まれないこと」「こんな時だからこそ、
散歩や、良い本を読む時間に使いましょう」と
つづりました。
ドメニコ・スキラーチェ校長が言っている
「良い本を読む」ことは脳にとても良いことです。
良書と言われるものは、昔から現代まで
人々に読まれてきたものが数多くあります。
こういった本には時代を超えても人々が
心を動かされ、考えさせられる何かが残って
いるものです。
そして、良書の読み方に少し工夫を加えれば、
今まであまり使っていなかった脳を刺激し
脳を育てることもできるのです。
良書から学び、脳を育てる読書とはいったい
どんな工夫が必要なのでしょうか?
■■■ 「ゆっくり読み」が脳を育てる ■■■
読書に使える時間がたっぷりあるからこそできる
「ゆっくり読み」。
ゆっくり読むことは、脳を育てる大事なポイントです。
なぜなら、ゆっくり読んだ方が、
脳を“まんべんなく”使うからです。
リアクションタイムと言って、反応までの時間が
速ければ速いほど、脳での思考時間が短いことで、
神経回路が短絡していると考えられています。
本を速く読める人は、既に脳内に作られた読書回路
だけを使って、サクサク本が読めてしまいます。
しかし、これだけでは脳をまんべんなく刺激することが
できません。
ゆっくり読むことで、情報を脳の中に長くとどめ、
その情報を脳内でグルグル回し、様々な脳番地を
刺激させるのです。
この、あえて思考時間を延ばすことが、
脳に変化を与えます。
例えば、分かっていたと思っていたことの
理解を深めたり、別の視点から物事を捉えたりなど、
今まであまり刺激されなかった脳が働き、
新しい発見に繋がるのです。
■■■ 「読んで〇〇する」で更に脳を強化する ■■■
本を読んだだけで終わらせないで下さい。
「読んで〇〇する」が、脳を更に強化します。
読書によって得た刺激を、他の脳番地により広く
伝える為に、読書後の行いが大切なんです。
そこでお勧めしたいのが「読書感想文」。
書き出すことは、本でインプットした情報を
記憶系脳番地にアクセスしアウトプットする作業です。
記憶系脳番地が刺激されるのはもちろんですが、
自分が感じた事、考えたことを書き出せば、
感情系、思考系脳番地も刺激されます。
また、書き出すことは物事の整理にも繋がり、
理解系脳番地の良い刺激にもなります。
更に、行動に移せば、運動系脳番地も育っていきます。
普段から読書をする方も、読書が苦手だという方も
是非良い本を読んで、自分の脳を育ててあげましょう!
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