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第210号 『我慢強い脳』をつくる”歩く子育て”
■■■ 動くことが大事は訳は? ■■■
生まれたばかりの赤ちゃんの脳は、驚くほど
急速に発達をしていきます。
歩くことも、しゃべることもまだできない
新生児でも、脳の運動野や感覚野には、
すでに血流が多く分布しています。
お母さんのお腹の中で動く、お腹を蹴る、
また生まれて大きな声で泣く、手足をバタつかせる
など、これらは運動に関わる脳の領域の発達が
あるからこそ、できる行いです。
この運動に関わる領域は私たちが生きるにあたり、
一生涯大事な領域になります。
というのも、私たち人間は動きまわるからこそ、
脳全体が発達をすると言っても過言ではありません。
ハイハイをしたり、体を動かし皮膚から情報を得る、
動くから目新しいものを発見し、興味を持つなど、
動くことで、他の脳の領域を発達させているのです。
最近では、スマホでゲームや動画を見る時間が増え
運動不足になっている子どもたちも多くいます。
動かない子の脳は脳の発達にも影響を与えます。
脳をグングン伸ばすためにも
『運動は楽しい!』と思える幼少期からの
“記憶作り”がとても大切です。
■■■ 運動は脳の“忍耐力”をやしなう ■■■
体を動かすためには、自分の意志を起動させなければ
なりません。
運動をして体を動かすというのは、前頭葉の
思考系脳番地を使い、自分の体に命令することです。
例えば歩く為には、足を上げ、一歩前へ踏み出す、
腕を振るなど体に命令をし、動かします。
この体に命令した回数が多ければ多いほど、
脳も発達させることができるのです。
運動系脳番地はもちろんですが、思考系脳番地の
働きが未熟であると、すぐに「めんどくさい」と
感じる子どもになりがちです。
そうならない為にも、楽しい運動経験をさせて
あげることが、親ができる、子育てのポイントでも
あります。
■■■ 我慢強い子どもを育てる為に“歩く”脳番地トレーニング ■■■
長い距離を歩ける子の脳は、忍耐力がついてきます。
これは、授業に集中する力と一致する部分があります。
長く歩けるというのは、それだけ長い時間、脳を
使い続けることができるということなのです。
子どもは基本的に、抱っこやおんぶをして欲しいと
せがみます。しかし親はすぐにその要望には応じず
楽しく歩けるように誘導してみましょう。
「あの看板には何て書いてあるか見に行こう」
「大好きな歌を一緒に歌おう」
「赤いポストのところまでは頑張って歩こう」
などと声かけをして楽しませることも良いでしょう。
また、いつも同じ道を歩くのではなく、新しい道を
歩いたり、かっこいい靴を買って歩きたくなる工夫を
することも良いでしょう。
こうして、子どもの脳にほんの少し負荷をかけて
あげることで、運動系脳番地や思考系脳番地がグングン
育ち、我慢強い子に育っていくのです。
運動することが楽しいと思える記憶を親子一緒に
作ることで、子どもの脳を伸ばしていきましょう!
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