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第192号 子どもの自己肯定感を伸ばす「愛され記憶」
■■■ 「愛され記憶」が自己肯定感の土台に ■■■
「子育てに正解はない」と分かっていても、
子どもの将来を心配するのが、親というもの。
学力を心配することも、もちろんですが、
最近は急激に変化する社会で自信を持ち、
困難に立ち向かい、強く生きていく為の
「自己肯定感」を育てることが大切とも
言われます。
「子育てに正解はない」けれど、子どもの脳の
成長から一つ言えることは、愛された経験をもつ
子どもは自己肯定感が育ちやすくなります。
子どもは大人と違って脳がまだ未熟なため、
自分自身の気持ちを確立することができません。
その為、幼少期の子どもは周囲の影響を大きく受けます。
子どもと接する大人の言葉や態度を感じ取り、
それを自分の気持ちとして認識してしまいます。
その為、親など周りの人から愛情をたくさん受けると、
子ども自身も愛情豊な人間に育っていくのです。
脳の中でいう、感情系脳番地に愛情を届けることが
大切になります。
■■■ 愛を受取る、感情系脳番地 ■■■
感情系脳番地は、入力と出力の2つの働きがあります。
知覚情報に対し反応する働き(入力)と情動の生成と
表出(出力)を担当しています。
幼少期、この感情系脳番地に特に影響を与えやすいのが、
皮膚感覚です。
大人でも好きな人に触れられるのは嬉しいけど
嫌いな人には触られたくないと思うように、
皮膚感覚は感情と深く関係します。
その為、子どもに愛情を伝える方法として最も良いのが、
子どもを抱きしめる、手をつなぐなどのスキンシップです。
皮膚感覚を通じ、親からの愛を感じると、子どもの
感情系脳番地も育っていきます。
■■■ 愛された記憶をつくろう! ■■■
「愛されている」という安心感は子どもの脳を
グングン伸ばします。
お母さん、お父さんと一緒に〇〇したという
楽しい経験をすることは、将来「愛され記憶」として
脳に残っていきます。
「愛され記憶」を作る為に、いくつかお勧めなことを
ご紹介します。
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[1]アルバムづくり
愛された記憶を残すために、子どもと一緒に
アルバムを作りましょう。
画像をPCや携帯に保存しておくだけでなく、
手に取って何度も見返すことができるよう
冊子にするとより効果的です。
[2]本の読み聞かせ
子どもと肩を並べて読み聞かせをすることは
本の内容だけでなく、愛情を伝えることにも
なります。
[3]お手伝い
洗濯ものをたたむ、花のみずやりをするなど
簡単なお手伝いを子どもと一緒にやることで
共同作業としての記憶となります。
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子どもと過ごす時間をちょっと工夫するだけで、
脳に届く情報は変わってきますので、日常生活に
是非お役立て下さい。
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