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第170号 運動に優れた視覚系脳番地とは?
■■■ スポーツ選手の視覚系脳番地はすごい! ■■■
今、日本を沸かせている、FIFAサッカーワールドカップ。
いよいよ今日は第3戦、ポーランドとの対戦です。
西野監督率いる日本チームは現在1勝1引分けと、
格上チームを相手に攻防をみせています。
日本の初戦、コロンビアとの対戦で得点を決め、
「大迫半端無いって」で話題となった大迫勇也選手は
4年前のワールドカップ以降、フィジカル面の強化を行い続け
「体が楽になった」とニュースで紹介されていました。
90分の試合を走り続けるだけの脚力やどんな体制からも
シュートが打てる体幹強化など、フィジカルトレーニングは
とても大事です。
また、フィジカルの他、メンタル強化もスポーツには重要と
言われますが、更にもう一つ、スポーツには欠かせない
大事なトレーニングがあります。
それは
『目』のトレーニングです。
■■■ 運動に優れた視覚系脳番地とは? ■■■
スポーツにおいて、重要なのが『目』。
目から入ってきた情報は、脳の後ろにある視覚系脳番地に
送られ処理されていきます。
スポーツにおいては特に、動くものを捉える
「動態視」の発達が必要です。
ボールの動きや敵、味方の動きを捉るのは
視覚系脳番地の中でも「動態視」の脳番地に該当します。
サッカーに限らず野球なら、ピッチャーが投げた
時速150キロの球を捉える力、ボクシングなら相手のパンチを
避けるのも「動態視」の力です。
そして、動くものを捉えるのに欠かせないのが『眼球運動』。
眼球を動かす指令は前頭葉の視覚系脳番地から発せられると考えられます。
目は片側6つの下記の筋肉、外眼筋で動かされています。
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上下の内側で支える筋肉 上直筋と下直筋
上下の外側を支える 上斜筋と下斜筋
外側と内側から支える 外直筋と内直筋
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目を上下左右、斜め上・下、回すなどの動きは全てこの6つの筋肉で行われます。
これらの筋肉がスムーズに動かせないと、
例えば右を見る時に目だけでなく首を回し、顔ごと右に向けてしまいます。
スポーツを行う上で必要以上に顔を動かすことは、スピードの遅れ、
体のブレなどにつながるので、ムダな動きとも言えるのです。
タフな体を作る為の、足や腕、体幹の筋トレの他、
目の筋トレも、スポーツには欠かせないトレーニングの一つです。
■■■ 動きを捉え、6つの外眼筋を鍛えて視覚力アップ ■■■
スポーツにおいては、目の力が大事なことはご理解頂けたでしょう。
スポーツをする人もそうでない人も、ゲーム感覚で楽しめる
視覚力をアップするトレーニングを紹介します!
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1)車のナンバーチェック トレーニング!
動いている車のナンバーを捉えるトレーニングです。
最初は、車の後ろ側についたナンバーチェック。
後ろができるようになったら、前についているナンバーをチェック。
前側のナンバーを確認する方が短い時間で捉える力が必要です。
更に、見たナンバーを言葉にすることで、伝達系脳番地も一緒に鍛えます。
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2)人込みスイスイ移動トレーニング!
駅や交差点など、行き交う人とぶつからずに進むトレーニングです。
まずは目でしっかりと、人の動く方向、スピードを捉えること。
そして、人がいない空いたスペースを確認します。
空いたスペースにスムーズに体を動かし進んでいきます。
「スペースが空いた!」と進んだものの、ぶつかる場合は
体の動かし仕方やタイミングにズレがありますので、
体の動かし方に注意を向けて繰返しやってみましょう。
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スポーツの力をアップさせたい方はもちろん、そうでない方も
6つの外眼筋を使いこなしながらの視覚系脳番地のトレーニングになりますので、
是非楽しみながらやってみましょう!
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