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第158号 男の子は「脳の聞く力」を育てなさい

mailmagazine158

■■■ 「何度言っても聞かない」にはワケがある! ■■■

困っていませんか?男の子のこんな行動。
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 ・ 落ち着きがない
 ・ 何度言っても同じことを繰り返す
 ・ すぐに怒る・手が出る
 ・ 話を最後まで聞けない
 ・ 集団行動が苦手
 ・ 授業に集中できない
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「どうして男の子の子育てってこんなに大変なんだろう?」
こう思う、お母さん・お父さんは少なくなでしょう。

このような男の子の行動、

  ズバリ

聞けない脳』が原因です!

■■■ 聞けない3つのタイプ ■■■

クリニックにもこのような男の子の子育てでご苦労されているご両親が
たくさんいらっしゃいます。

子どもの脳のMRI画像を見てみると、共通しているのが、聞く事が苦手な
いわゆる『聞けない脳』。

この『聞けない脳』も大きく3つのタイプに分けられます。
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『聞けない脳』3つの脳タイプ
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1)聞こえない脳タイプ ⇒ 聴覚系脳番地が未発達

  そもそも、聞く力が弱いタイプ。
  注意を向けて聞くことが難しかったり、言葉を正しく聞き取れない。

2)聞いていない脳タイプ ⇒ 視覚系脳番地が優位

  絵や文字を目で見れば分かるタイプ。
  見ることが優位に働く為、聞くことがおろそかになる。

3)頭に残らない脳タイプ ⇒ 記憶系脳番地が未発達

  聞けているが記憶が苦手なタイプ。
  海馬回旋遅滞症がある場合、記憶がしずらい傾向にある。
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同じ問題行動や悩みでも、一人一人の脳の成長の違いが異なるので
いろいろな脳タイプの原因があるのです。

脳の成長は、各脳番地がネットワークを作り、成長していきます
その為、聞けない脳を見過ごしてしまうと、記憶力がなかなか育ちにくかったり、
言語コミュニケーション能力が育ちにくいなどの問題へ発展するケースがあります。

子どもの行動をみて、「もしかしてこの子も『聞けない脳?』」と気になったら
早めの対処が大切です。

■■■ 脳の聞く力は家庭で伸ばせる! ■■■

子どもの『聞ける脳』を育てるのに最もベストなのは、
家庭でのお母さん、お父さんと過ごす時間です。

人間の脳は遺伝子よりも「環境」や「人との関わり」に影響されて成長します。
子どもにとって多くの時間を過ごすのは「家庭」と「学校」です。

子どもの『聞く力』を育てるのは、学校の先生の方が上手じゃないの?と
考えがちですが、実は学校で育てることは難しいのです。

学校の授業は、一人の先生が大勢の生徒に向かって話をします。
その為『聞けない脳』の子どもは、自分に向けられた話ではないと脳がとらえ
集中できなくなり、聞き漏らしが増えてしまうのです。

家庭で過ごす子どもとの時間は『聞ける脳』を育てるベストな時間だと思って
接してみて下さい。
この時、聞くお手本を見せるのが、お母さん、お父さんです。

子どもの話は最後までちゃんと聞いてあげることが大切です。
スマートフォンやテレビを見ながらの「ながら聞き」ではダメ。
しっかりと子どもと向合った時間を過ごしましょう。

この時間が、子どもの『聞ける脳』を育てると共に、
子どもが安心できる環境をつくることにもつながります。

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v

  男の子は「脳の聞く力」を育てなさい
  では、これまで脳画像診断でみてきた子どもの
  『聞けない脳』の問題やご家庭でできるトレーニングを
  掲載しています。

  男の子の子育てに手をやくお母さん、お父さんに
  お勧めです。

 ■加藤俊徳(著)
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