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第146号 記憶力を鍛える方法~100歳まで脳は成長する~
■■■ あれ、これ、それ、物忘れが増えた? ■■■
若かった頃と比べ、年齢を重ねると、どうしても物忘れがひどくなってきます。
「言葉や人の名前が、出てこない…」
「大切な物をしまった場所が思い出せない…」
「台所に来たけど、何をしに来たか忘れている…」など
こんなシーンが頻繁にあると「私の脳はもう衰えてしまった」と勘違いされる人が多いと思います。
以前に比べ、記憶力が落ちているの状態ですが、脳全体が衰えてしまった訳ではありません。
■■■ 海馬が衰えると、物忘れが増える ■■■
このような物忘れは脳のごく一部、中でも記憶の中枢である「海馬」の働きが衰えると
物忘れが多くなります。
一般的に40代後半から、海馬が小さくなる傾向が出てくると言われます。
海馬が衰える理由の一つに「記憶をする機会」が少なくなることが考えられます。
学生の頃は、様々な科目で「記憶をする」ことが不可欠でした。
実際に、正確に記憶しているか否かで、受験の合否に結び付き、「記憶」が自分の将来の人生に
大きく関わる時期でした。
しかし、大人になればなるほど、人生に大きく関わる試験や、明日から生きていけない
ということは極端に少なくなります。正確に記憶できていなくとも、やり直しができたり、
人から教えてもらったりと、必死に丸暗記して海馬を使う機会が徐々に減るのです。
このように年齢による記憶の衰えは、脳の使い方にも原因があるのです。
■■■ 計画をたてる事は海馬の良い刺激になる! ■■■
習い事や、資格の勉強、外国語など新しい事を始め、記憶するする機会を増やす事は
海馬にはとても良い刺激になります。
しかし、新しい事を始めるには、抵抗があると言う方はまず、
毎日の計画をたてることから始めてみましょう。
朝に今日一日のやる事を書き出します。
更に、何時にやるのかも書きます。
その時間から逆算して「何時までに〇〇する」と自分の行動を決めて行くことが、
海馬にはとても良い刺激になります。
計画は今日一日だけでなく、明日の計画、来週など、先を考えておくことが良いです。
更に、1年後、10年後など「こうなりたい」という目標を持つと、やる気もわき
脳の働きも持続的に活発になります。
普段の生活にほんのちょっと、海馬を動かす工夫をするだけで、脳がイキイキと
働いてくれます。
現在の認知症の研究では、すべての人が認知症になる可能性があると考えられています。
認知症の約65%を占めるアルツハイマー型認知症は、海馬とその周辺の萎縮によって
今日の出来事でさえ忘れやすい症状が出現します。
認知症を予防の為にも、毎日の生活で海馬を刺激する生活を心掛けましょう!
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「100歳まで脳は成長する 記憶力を鍛える方法
(PHP)」には 脳をイキイキさせ、記憶力を鍛える方法が
他にも掲載されています!
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