第141号 林修先生と東大生、脳の何がすごい?
■■■ 林修先生と東大生、脳の何がすごい? ■■■
今週の火曜日、『林修の今でしょ!講座』の「東大脳 徹底解剖スペシャル」で
Dr.加藤俊徳が、脳画像診断を行いました。
知識豊富な林先生と東大生の中でも、
とても優秀と言われる二人の脳のMRI画像から
脳の秘密を解説させて頂きました。
■■■ みんな“超側頭野”が発達していた! ■■■
林先生や東大生の脳をMRI画像で見てみると、
左右の“超側頭野”の発達が共通してみられました。
この、“超側頭野”とは、記憶の貯蔵庫とも言われる場所で、
右は映像、左は言語情報を記憶している脳番地です。
この、超側頭野が発達していると、覚えようと意識しなくても
脳が吸い取り紙のように勝手に情報をため込む動きをします。
とりわけ、左脳の超側頭野の言語記憶は特に発達しており、
本を読みながらでも、リビングから聞こえるテレビの音声も聞き取れて
覚えてしまうということも、できてしまうのです。
■■■ どうしたら、超側頭野は育てられる? ■■■
今回、脳の画像診断を行った、林先生や東大生の話を聞いても、
発達理由の一つに、幼少期の生活環境が大きく関わっていると言えるでしょう。
その為、お子さんの脳を伸ばすということで言えば、
一番身近な家族が、考える時間を共有してあげることがとても大切です。
特に子供は、分からないことは、何でも質問してきます。
そんな時、質問に対しその答えを与えるのではなく、
一緒に考えてあげる習慣が、子供の脳を伸ばしていきます。
何だろう?どうしてだろう?という疑問を解決する為に、
脳の中では、これまで貯めてきた記憶をあれや、これやと引っ張り出し
考える習慣がついていくのです。
また、大人であればこの考える習慣を自分で行う事が大切です。
分からない事をすぐに人に聞いたり、ネットで調べて答えを得るのではなく、
一旦自分の頭の中にある記憶を使い、あれこれ考えてみることです。
このような脳の使い方から、新たなアイデアが生まれたり、
自分だけのオリジナルな考え方が生まれる脳を作れる訳です。
『 脳は使えば使うほど成長する 』
子供の教育はもちろん、
大人の脳も使うことで、まだまだ伸ばす事はできるんです。
自分の脳に疑問を投げかけ、あなただけのオリジナルな脳を伸ばして行きましょう!
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