MRI脳画像診断
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MRI脳画像診断
加藤式脳画像診断法とは脳相診断
「加藤式MRI脳画像診断」と
「一般脳ドック」の違い
加藤俊徳医師が行う「脳画像診断」は、病院では受けられない特殊な分析によって、
脳の健康状態のほか、一人ひとりの能力を診断します。
その診断をもとに、もっと自分を成長させ、ずっと健康な脳を維持するための
脳トレや生活習慣をアドバイスいたします。
「脳の強化書」の著者、加藤俊徳医師と直接会って、「脳の病気」の診断だけでなく、
「脳の個性」についての診断と可能性、改善方法についての説明を受けることができます。
「加藤式MRI脳画像診断」と
「一般脳ドック」を比較した表
加藤式 MRI脳画像診断 | MRI脳ドック | |
---|---|---|
脳の病気チェック | ○ | ○ |
脳の個性診断 | ◎ | × |
脳画像鑑定書 | 40~50ページ | 1~2ページ |
診断の説明時間 | 2時間 | 5~10分 |
脳番地トレーニングの説明 | ◎ | × |
海馬回旋遅滞の有無 | ◎ | × |
脳の枝ぶり画像法 | ◎ | × |
診断医 | 加藤俊徳医師 | 遠隔診断による医師など |
これまで、医師には健康な脳を区別できる技術がなかった
脳ドックというのをご存じでしょうか。MRI装置が誕生する以前は、脳ドックというのはなかったと思います。これはMRIで非侵襲に(つまり身体を傷つけずに)脳を計測できるようになってから登場した医療サービスです。
脳外科では、脳腫瘍はないか、脳の血管に異常はないか、ということを診断します。
つまり脳の病気が対象で、問題があれば手術するのが主な役割です。
脳ドックでは、MRI脳写真を撮って脳腫瘍や脳梗塞のサインを調べるほか、MRA(Magnetic Resonance Angiography)という装置を使って、脳の血管が潰れていないか、異常はないかを調べます。
このMRAというのは、MRIと同じく磁気共鳴現象を利用して脳底動脈を主に描出するものです。
示した脳画像は、成人のMRAです。この画像では、脳に血液を運んでいる左右二本の内頸動脈と、正中に走る椎骨脳底動脈の三本がはっきりと描出されているのが分ります。
内頚動脈は、動脈硬化が進むとしばしば狭窄する(狭くなる)ことがあります。
この狭窄が重度の場合、血管を広げる手術が施されます。ほかにも、脳動脈瘤が早期に
発見されることもあります。
MRI装置が開発される以前には、このような脳の血管撮影は、侵襲的に(つまり少し身体に影響を及ぼす形で)鼠頚部の動脈から針を刺して、造影剤を流してレントゲン撮影を行っていました。
もちろん侵襲的に脳血管の撮影をするのですから、造影剤のアレルギーや出血、脳血栓などの
リスクを伴うものでした。
これらのリスクがMRAによって解消されたことで、それまで病気が強く疑われる場合でないと
撮影することがなかった脳血管撮影が、一般健常者でも可能になりました。
しかし今日、脳ドックを受けて「あなたの脳は正常です」と言われて喜んでいるだけではいけません。
脳ドックでわかったことは、脳が明らかに壊れているところがないというだけで、その脳が元気に活動して、老化しないように成長しているかどうかを示してくれるわけではないのです。
脳ドックは、潜在的な脳血管系の病気、すなわち脳動脈瘤や脳梗塞を起こすサインを診断することが主たる目的です。
健康な脳をさらに時間をかけてみることはありません。脳ドックでMRIの写真はたくさん撮られていますが、脳ドックで見ているのは、脳の成長過程ではないということです。
脳の病名診断法に使われるMRI
MRI脳画像が、1990年代盛んに臨床医学に用いられるようになりました。
従来までのCT(シーティ)脳画像では、脳の内部構造が、死後解剖後、肉眼で見るほどには
詳細に区別することができませんでした。
一方、MRI脳画像は、肉眼で見るよりも、詳細に見えてきました。臨床家は、外見では
病名の確定診断ができない脳の病気までも、MRIによって調べ、診断するようになりました。
現在でも、MRI脳画像は、脳の病名診断法に使われている医療技術です。
脳病変の詳細な分析が行われている一方で、MRI脳画像は、従来の脳医療の問題点を
結果的にクローズアップしました。
左上に示したMRI脳画像は、言葉を話すときに使われる脳番地、伝達系脳番地を通過する断面を輪切りにして撮影したものです。
白く囲まれた領域は、脳血管の閉塞によって起こった脳梗塞で、かつ出生前に起こったものです。この脳画像を診れば、脳梗塞が右側の前頭葉に起こり、その範囲は、およそ3x4x5立方センチメートルの大きさであることが診断できます。
脳梗塞を起こした部位は、もうすでに脳細胞が破壊され、皮質も白質も欠損しています。
ところが、この患者さんの脳の病名をつけたところで、何も患者さんの脳は改善しないのです。
なぜなら、患者さんは診断が目的ではなく、病気が治ることが目的なのです。
従って、この部位の脳が活動しようとしても、働くことができません。
一方、脳梗塞をおこした活動しない脳番地以外の脳番地が、考えて行動し、生きているのです。
30年前に、脳の病気のこの事実に気づきました。そして、脳の損傷した脳番地だけでなく、
損傷していない脳番地を詳細に診断し、治療するする方法を模索してきました。
そして、どんな脳の病気の人でも、すでに全く働かない脳番地ともっと成長できる
脳番地に区別できることに気がつきました。
その結果、完成した診断法が、「加藤式MRI脳画像診断法」です。
この技術は加藤俊徳医師のオンリーワン技術です。
一万人以上の人を脳画像診断・治療してわかったこと
脳疾患のMRI画像は、1980年代末から盛んに撮影され、データ蓄積は次第に膨大なものとなりました。医学の教科書に掲載される写真も、CT画像からMRIに置き換えられていきました。
加藤俊徳医師も同様に、日米でMRIを診断鑑定しながら、病気を見つける目的だけでなく、
「MRIによる脳画像には、外見ではわからない脳情報が映っているのではないか」と考えながら
研究に取り組んでいました。
加藤俊徳医師が専門とする子どもの脳画像だけでなく、胎児や100歳の高齢者の脳まで幅広く
脳の形を見ることで、何か人生を変えるような脳の育て方や、種としてのヒトの脳が
成長して行くべき方向性が映っていないものかと、様々な期待を持ちながら研究してきました。
そうして一万人以上の人を脳画像診断し、治療した結果、
「脳は、一人として同じ形の人はいない」ということを確信しました。
世界でたった一人、自分の「脳の形」は自分しか持っていないのです。
なぜ、一人一人が独自の脳の形を持つようになるのか?
その個性ある脳を脳科学的にどう評価するのか?
これが、加藤俊徳医師の生み出した脳画像診断法です。
脳の病巣以外を診断する加藤式脳画像診断法
この加藤式脳画像診断法の考え方から、もう一度、脳梗塞患者のMRIを見直すと、
脳梗塞で破壊された脳番地は、活動しない、機能欠損になっている脳番地です。
破壊された脳番地以外は、健常な脳番地なのです。
重要なことは、活動しない脳番地よりも、今ある健常な脳番地がどのように
働いているかということを知ることだと考えました。
そこで、加藤式MRI脳画像診断では、成長している脳番地と未開発の脳番地の鑑定を区別して
行っています。個人の脳にとって、最も得意とする脳番地(成長系脳番地)や
不得意な脳番地(未開発系脳番地)を特定する検査です。
成長系脳番地と未開発系脳番地の鑑定では、それぞれ全く別な見方で鑑定をします。
健常な脳の成長レベルや、個々人の潜在能力、記憶に関する能力の違い、コミュニケーションを
図る方法、脳の老化していない脳番地の程度などについても知ることができます。
自分の脳を知れば、自信を持つべき脳番地とこれから育成すべきでまだ自信を持てない脳番地が
分かります。
脳梗塞のMRI脳画像の意味を良く考えてみますと、脳の病気がない場合でも、
健常な脳番地の中に未熟な脳番地があったなら、その脳番地が分担している脳機能が
低下していると考えられます。
ところが、現状の脳医療には、健常な脳番地を区別する習慣や診断することさえありません。
健常な脳番地は、病気ではないからです。
加藤式MRI脳画像診断法は、この現代脳医療の問題点を解決しています。
MRIから見えてきた「あなたの可能性」
日々、自分の髪型や顔が変わる様子は、鏡によって認識することができます。
鏡を見れば、顔の表情や髪の乱れ、伸びたヒゲ、小ジワをすぐさま知ることができます。
身だしなみを整えたり、問題があれば対処するヒントを得られたりします。
食べ過ぎて少し頬がふっくらしたことがわかれば、ダイエットを始めよう、
食事は控えめにしよう、などと情報を得ることができます。
また、自分の姿を写真に撮って残すことで、若い頃と今の自分の違いがわかります。
顔の変化、体格の変化を記録として見直すことができます。
では、「脳の形」は、どうでしょうか?
顔や体型と違って、自分の脳を他人に見てもらったり、自分で触って推測することはできません。
しかし、もし「脳の形」を鏡のように見たり写真に収めることができれば、形の変化が分かったり、脳の色艶(いろつや)を気にして、顔と同じように手入れすることができるのではないでしょうか。
脳が少し萎縮してきたら、原因を探して、すぐ手を打つこともできます。
脳の萎縮がアルコールの飲みすぎと分かれば、自制することができるでしょう。
不勉強で育っていない脳の部分があると知れば、少しでもそこを強化しようと勉強を開始できます。運動して脳の形が元気になったとわかれば、運動不足を解消することにもっと積極的にチャレンジできます。
このように、脳にも「鏡」や「写真」があれば、たいへん有用なはずです。
加藤俊徳医師が開発した「脳の枝ぶり画像診断法」は、
あなたの脳の可能性を映し出します!
一人一人の持つ脳は、どれもが日々変化し、成長しています。そして情報や体験によって鍛えられた機能は、必ずその人の脳の形に影響を与えています。つまり、脳の形には、あなたの人生が集約されているのです。
加藤俊徳医師の研究では、脳は一生を通じて変化し、成長する可能性を秘めていることが明らかになっています。
高齢化社会を迎えた現在、100年の人生を見据えて、誰もが自分自身の脳を健康に保つことが、ますます重要になると考えられます。
脳医学研究から見いだされた「脳の形」の意味や、その成長過程を一望した上で、いかにして個々人が脳の可能性を追求すべきか、自分の脳をどう育てていくべきか、そのヒントを得ることができればと思います。
そして、脳科学がもたらす積極的な人生観や新しい能力観を育み、自分の脳をよりよく創造するための一助となれば幸いです。
独自の脳の枝ぶり画像法とは
高精度のMRIで画像撮影をして診断
加藤俊徳医師の脳画像診断では、通常の病院よりも高精度のMRIを使って脳の撮影を行います。お一人様につき約600~900枚もの画像を撮影して特殊な診断を行うため、指定の施設で撮影を行っています。
他の病院や脳ドックで撮影したMRI画像を用いての診断もできますが、画像が鮮明でなかったり、
枚数が少く情報が不足する場合があるため、お持込み画像で可能な範囲の診断となります。
従来の脳画像診断との違い
これまでの医療では、MRIを撮っても、病気があるか無いかを見ることしか行っていません。
もし病気があれば、病気の部分のみに注目します。治療すべき病気がなければ、脳の画像の役割はそこで終わりです。
そのため、医療分野では、脳の画像に一人ひとりの個性(性格や能力や行動傾向)が現れているとは誰も気が付かず、健康な脳の成長を診断することは行われてきませんでしたが、加藤俊徳医師は脳の成長を見極めて診断・治療を行っています。
独自の視点
脳はいくつになっても成長することは、今まで知られていませんでした。
それゆえ健康な人の脳の成長具合から、その人の個性まで読映できる専門家は日本でも世界でも皆無に近いと言えます。
加藤俊徳医師は、もともと小児科専門医として、脳が日々発達している子どもの脳画像を用いた臨床経験を積み、子どもの成長に応じて脳の画像がみるみる変化していることに気が付きました。
そして米国で研究を重ねて、胎児から高齢者にかけて数万人以上の脳鑑定を通して、一生にわたる脳の成長や老化を脳の画像から読み取る技術を開拓してきました。その実績は多くのメディアにも取り上げられるほどです。
脳の中の成長状況が筋肉の様に鍛えて伸びることを突き止めた加藤俊徳医師が、その一つ一つを鑑定し、脳の成長状況を木の枝に例えて「脳の枝ぶり」として鑑定します。
脳番地の成長は、単純に脳の大きさでは測れません。脳のネットワークの発達を、丹念に調べて診断を行います。木が枝ぶりを増やすように、ネットワークも発達していきます。
上の2枚の脳の枝ぶり画像は、目で見て集めた情報を分析する脳番地が苦手で、状況把握をしたり、グラフや画像を理解することが苦手だった人が、1年半で脳番地を成長させた事例です。
このように、脳の変化を脳の枝ぶり画像から確認することができます。
加藤俊徳医師のMRI脳画像診断は、メディアでも様々放送させれ、反響を頂いて参りました。また、様々な論文も加藤俊徳医師は発表しています。
これまでTVでの
加藤俊徳医師のMRI脳画像診断例- 誰も知らない明石家さんま第5弾(日本テレビ・2019年12月1日)
明石家さんまさんの脳相診断(MRI脳画像診断) - 1周回って知らない話(日本テレビ・2018年7月4日)
黒柳徹子さんの脳相診断(MRI脳画像診断) - 成功の遺伝史5(日本テレビ・2018年3月5日)
上田晋也さん、滝沢カレンさん、原晋監督、小山慶一郎さんの脳相診断(MRI脳画像診断) - 林修の今でしょ!講座(テレビ朝日)
3時間スペシャル 林修先生と東大生のMRI脳画像診断(2017年3月21日)
3時間スペシャル みやぞんさんのMRI脳画像診断(2017年6月27日)
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- 誰も知らない明石家さんま第5弾(日本テレビ・2019年12月1日)
参考文献
脳の病気診断に関する加藤俊徳論文- Kato T, Funahashi M, Matsui A, Takashima S, Suzuki Y. MRI of Disseminated Developmental Dysmyelination in FCMD. Pediatr Neurol, 19:358-363, 2000
- Kato T, Otto K, Endo T, et al. Microbial extracranial aneurysm of the internal carotid artery: complication of cervical lymphadenitis. Ann Otol Rhinol Laryngol, 108: 314-317, 1999
- Kato T, et al. Early Diagnosis of Herpes Encephalopathy using Fluid-attenuated Inversion Recoveragnosis of Herpes Encephalopathy using Fluid-attenuated Inversion Recovery Pulse Sequence. Pediatr Neurol, 19: 58-61, 1998
- Kato T, Yamanouchi H, Sugai K, Takashima S. Early detection of cortical and subcortical tubers in tuberous sclerosis by fluid-attenuated inversion recovery MR imaging. Neuroradiology; 39:378-380, 1997
- Kato T, Sasaki Y, Oto K, et al. Advantage of Short / Long Echo Fast FLAIR in the Neonatal and Infant Brain SMR, 3rd meeting in Nice France. 1995, 1281
- Kato T, Yamanouchi H, Kamada K, et al. Early Detection of Cortical and Subcortical Tubers in Tuberous Sclerosis Using Fluid-Attenuated Inversion Recovery MR Imaging. Radiology (suppl). 1994:
- Kato T, Yamanouchi H, Sugai K, Takashima S. Early detection of cortical and subcortical tubers in tuberous sclerosis by fluid-attenuated inversion recovery MR imaging. SMRM proceeding book in SF, 1993, 545.
- Kato T, Kamada K, Kishibayashi J, et al. Fluid-Attenuated Inversion Recovery MR Imaging with Paramagnetic Contrast Enhancement in Child Brain Disorders. SMRM proceeding book in NY, 1993, 1460.
加藤式脳画像診断法について
- 脳と障害児教育(2005年)
【著:加藤俊徳、他】 【ジアース教育新社】 - リハビリテーションMOOK 10(2005年)
神経疾患とリハビリテーション Functional MRI. pp.53-73
【著:加藤俊徳】 【金原出版株式会社】 - 重症心身障害療育マニュアル第2版(2005年)
MRIによるコミュニケーション評価 pp.144-148
【著:加藤俊徳】 【医歯薬出版株式会社】 - 療育支援脳機能検査法による重症児(者)の理解(2005年)
公開シンポジュウム:[重症児のコミュニケーションを考える]
日本重症心身障害学会誌30 pp.57-63
【著:加藤俊徳】 - リハビリテーション支援脳機能検査法のゴールデンスタンダード(2005年)
脳科学とリハビリテーション5 pp.7-14
【著:加藤俊徳】 - NHK「老化に挑む」プロジェクト(2004年)
老化に挑む よみがえる脳、延びる寿命
【脳科学監修:加藤俊徳】 【NHK出版】
- 脳と障害児教育(2005年)