大人と子どもの
発達障害と脳検査

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大人の発達障害

脳から考える大人の発達障害

発達障害は、いまや子どもたちだけの問題ではありません。
知的発達には問題のない大人でも「発達障害かもしれない」と思い当たる人が
増えています。

しかし、大人の発達障害を明確に診断できる医師は多くありません。
また診断や投薬の指示ができたとしても、なぜそうなっているのか、どうすれば
悩みが解決するのか
を説明してくれるところはほとんどないのが現状です。

発達障害は、投薬の必要がなければ、診断が必要な疾患ではありません。
診断がついたところで、医師が治してくれるわけではないからです。
むしろ大人の場合、明確な診断基準もなく、人生経験を積んでいる分、子どもの
発達障害の症状がそのまま当てはまるわけでは無いというのが、実際のところです。
精神科に行っても、発達障害をよく知らない医師がつける診断が、あなたの未来を
変えてくれるとは限りません。

必要なのは「今の自分の脳がどういう状態にあるのか」を知り、「これからどう
すればいいのか」を具体的に考えること
です。
大人の場合は、少しでも悩みを軽減し、家庭や職場でのトラブルを減らしたり、
自分で自分のことを理解して毎日を過ごせるようになることが大切です。

大人の発達障害の可能性

  • 何度やっても身につかない
  • 人との交流が深く発展しない
  • 自分の感情がコントロールしにくい
  • 環境に馴染めない

大人の発達障害の可能性

  • 不器用
  • 時間の管理能力が身につかない
  • 記憶力に不安がある
  • 自分には心当たりがないのに上司や家族から責められる…

大人の発達障害を疑う人の悩みは様々で、これらが全て当てはまるわけでは
ありません。実際には「発達障害」と呼ぶ必要はないのかもしれません。
ほんの少しの「脳の特徴」が、あなたを困らせているのです。

その脳の特徴の一つが「海馬回旋遅滞症」です。

海馬は記憶に関係する器官として知られていますが、むしろ記憶がズバ抜けて
長けていることもあり、高学歴や高い地位にある人にも多いのも特徴です。

知的に優秀だったために、人付き合いやモチベーションに釈然としない悩みを抱え
ていても人から気づかれなかった場合が多いようです。
反対に、人付き合いは人並みにできるのに、子どもの頃から記憶や読み書き・
計算に苦手を引きずっていて、何とか学生時代を切り抜けてきたという場合も
あります。

これまでの研究によって、海馬回旋遅滞症はMRIによる脳画像で比較的簡便に
診断することができるようになりました。
自己啓発本を読みふけったり、様々なトレーニングに手を出して続かない経験を積
み重ねるよりも、まずは海馬回旋に異常がないかどうか確かめることが必要です。

海馬というわずか数センチの器官の未熟さがあったとしても、その他の脳の部分を
成長させて、苦手部分をカバーすればいいのかということが分かります。

「脳画像診断で自分の脳をまず知ること」で、生活での具体的な対処方法についての
アドバイスが可能
になります。

「発達障害かもしれない…」

そんな漠然とした不安から抜け出すために、脳画像を診断を通じて、あなた自身が
長所と短所を理解し、次のステップを踏みだすお役に立てれば幸いです。

大人の発達障害が気になる方のための脳検査

  • 対象

    1. 発達障害が疑われる方

    2. 職場への不適応を疑われる方

    3. ADHDなど注意欠陥障害が疑われる、気になる方

    4. ミスが多い、コミュニケーションが苦手、
      話がまとまらない、などの症状がある方

    5. 覚えられない、頭が回らない気がするなどの症状がある方

  • 含まれる内容

    1. 面談時間最大2時間まで説明

    2. 一般の脳ドックに含まれるMRI及びMRA検査の結果説明

    3. 脳個性診断(強みの脳番地と弱みの脳番地診断)の結果説明

    4. 海馬回旋遅滞の診断

    5. 脳の強化手順の指導

    6. 鑑定書

検査後の脳強化外来

  • 検査後は、加藤俊徳医師によるフォローアップも受け付けております。

  • 定期的に脳番地トレーニングやカウンセリング等、個別の脳に合わせた支援を行います。

  • 脳画像診断を受けた方のみを対象としており、内容は診断の結果に応じて
    オーダーメイドでご提示いたします。

  • 詳細は、脳画像診断の結果説明の際にお伝えしております。